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生まれ落ちた"理外"
初小説です。
よろしくお願いします。
7/1から毎日21時に二話ずつ投稿していこうと思います。
余裕があれば三話投稿しようと思います。
その日、天の声が言った。
「―この世界において、"理"は絶対であり、"神はそれを定めるものである。」
人々は神を目指した。
記憶を定義し、存在を調律し、思考すら上書きする。力こそ理であり、理とは法であり、法とは神だった。
だが同時に――
"理を殺す者"を育成する教育機関が創設された。
そこでは、神性を否定し、神を屠る術だけが教えられる。
目的はただ一つ。
"神殺し"を生み出すため。
―――
瓦礫の下から現れた少年がいた。
定義も、可能性も、数値もすべてゼロ。
コード適応値:"NO-SYNC"
人は彼を、無価値の異物と見なした。
だが彼の存在"だけ"が――
この"理まみれの世界"にとって、許されざる矛盾だった。
彼の名は―― ナオ=ミカド
やがて、彼は知る。
この世界で神を殺せるのは、自分だけだということを。
なぜなら、
"彼自身が、かつてこの世界を統べた最後の神"だから。
読んで下さりありがとうございます。
次回もよろしくお願いします。




