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噂のコロッケ屋台

作者: 雅楽夢

 サクサクの食感と美味しさが評判となっている伝説のコロッケ――。


 ある日、町に突如として現れた謎のコロッケ屋台が話題となった。そのコロッケは普通のコロッケとは異なり、なんと宇宙人が作ったと噂される特別なコロッケだったのだ。

 町の人々は興味津々で屋台に集まり、その特別なコロッケを食べてみた。すると食べた瞬間、彼らの体は浮かび上がり、宇宙へとワープしてしまったのだ。

 突然の事に驚きと恐怖に包まれた住民たちは、ただただパニックになってしまった。そこへ銀色の肌をした背の高い宇宙人たちが現れた。アーモンド型の黒い目をギョロリとさせ、宇宙人たちはこう告げる。


「お前たちは我々の餌となるべく連れて来られた。もう少し人数を増やしてから、皆ひとまとめにして食ってやる」


 それを聞いた人々は青ざめては絶望した。恐怖におののき、泣き叫んでいる者もいる。

 ところがそこへ予期せぬ者がワープしてきたものだから事態は急遽一変した。その者を見るや否や宇宙人たちが慌てふためき、彼らの計画は途端に狂ってしまったのだ。


 現れたのは町に住み着く野良犬だった。しかも驚くべき事に、犬は宇宙に飛ばされた瞬間、鎧を纏った無敵の姿に変化して、宇宙人たちに立ち向かっていったのだ。

 実は、野良犬はただの萎れた犬などではなかった。その正体は、悪い宇宙人から地球人を守る為に身を隠していた犬型宇宙人だったのだ。


 悪い宇宙人は、まさか犬がコロッケを食べるとは思わなかったし、なによりこの犬型宇宙人が大嫌いだった。自分たちが闇の勢力なら、犬型宇宙人は光の勢力……。その上、犬型宇宙人は戦闘力が高いので、戦いの場においては今まで一度も勝った事がない。

 案の定、犬型宇宙人は圧倒的な力を見せつけた。敵に立ち向かうその姿はまさにヒーローそのもので、彼は瞬く間に悪い宇宙人たちを成敗してしまったのだ。


 こうして助けられた人々は無事に元の地球へと戻された。この一連の出来事を通じ、人々は犬型宇宙人に深い感謝の意を表し、そして今まで邪険にしてきた事を謝った。元の野良犬に戻った彼は町の大切な存在となり、その後も人々との交流を深めていった。

 人々の平和な暮らしを守る為、活躍し続ける彼はいつしか「犬のおまわりさん」と呼ばれるようになり、みんなに慕われ続けたという……。


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