登場人物紹介
章ごとの中心人物達の紹介になります。
木生火の章―
・ジン・ウッドランド 21歳 木
木生火の章における主人公。
世界を飲み込む闇、侵蝕域を世界から無くす術を探すため、相棒のプラムと共に旅をする青年。
いい加減な性分だが、侵蝕域絡みで困る人間は積極的に助けようとする。
・プラム 年齢不明
ジンの相棒。
身体を伸び縮みさせたり、バラバラにされても再生したりする能力を持つ蛇みたいな生き物。
ある理由のためにジンと共に行動している。
尊大な言動でいつもジンを叱りつけており、蛇と呼ばれることを嫌う。
・ティア・フィオーガ 18歳 火
木生火の章における魔女枠の少女。
火の魔術を手繰る力を持つが、彼女が産まれた大陸では火の魔女は災厄と争いの象徴として忌み嫌われているため、幼少期より苦労してきた。
ジンと出会ったことで彼の侵蝕域を無くす夢に感化され、行動を共にするようになる。
行動力の塊であり、思い立ったら直ぐに行動する性格が災いし痛い目を見やすい。
・青柳 海源 41歳 水
エイジア大陸に存在するヤシマの国、伝統領育ちの武士。
侵蝕域を一人で解放しようとして遭難していたところをジンとティアによって救われた。
剣の腕は大陸一と評されるほどで、小さな道場を構えている。
―火生土の章―
・クレス・ヒートハーツ 35歳 火
火生土の章における主人公。
侵蝕域解放専門の傭兵団、紅牙傭兵団の団長。
少数精鋭の紅牙傭兵団を纏めあげる厳格な男で、厳つい風貌と言動から暴力的な人間と思われがちだが、理由も無く無闇に人に力を振るう人間ではない。
ぶっきらぼうで不器用な性格。
・アン 12歳 土
火生土の章における魔女枠の少女。
土の魔術を手繰る力を持ち、魔女では無い人間が魔術を扱うために必要な、魔具の作製に関わる物質である侵蝕晶を生成する能力を有するため、大人達に利用されながら生きてきた。
義理の父親から虐待を受けており、風貌が似ているクレスに恐怖している。
普段は臆病で大人しい性格だが、極度の恐怖に襲われるともう一人の攻撃的な人格が姿を現すようだ。
・蔡 淑芬 34歳 木
エイジア大陸生まれの壮年の女性。
紅牙傭兵団の一員であり、長身で余裕のある性格であるため傭兵団の精神的支柱として頼られている。
徒手空拳と木の魔術を組み合わせた接近戦を得意とするグラップラータイプ。
・カイ 20歳 木
紅牙傭兵団の一員である青年の男性。
大人しい人間が多めな傭兵団の中では、唯一騒がしいムードメイカー。
考える前に動くが信条であるため、セイラとは良く衝突して喧嘩している。
二丁拳銃を使った、木の魔術による中〜遠距離戦を得意とするガンナータイプ。
・セイラ 20歳 水
紅牙傭兵団の一員である青年の女性。
表情の変化に乏しく、物静かな印象だが感情自体は豊か。
動く前に考えるが信条であるため、カイとは良く衝突して喧嘩している。
水の魔術による奇襲・拘束からの片刃剣による攻撃を得意とするアサシンタイプ。
―水生木の章―
・レグナ・ヒュドール 42歳 水
水生木の章における主人公。
獣の遺伝子を有する獣人であり、超一流のプロレスラー。
貴族の肩書を捨ててプロレスラーになることを決意したブリットを支える。
ヒーロー気質な性格で、獣人達やファンから慕われている。
・ブリット・クルグロフ(タイガー・リリー)21歳 木
水生木の章における魔女枠兼もう一人の主人公。
聖女信仰が強いアイスノルド大陸出身の田舎貴族で、本編が始まる1年半前に、普段から衝突が絶えない仲である母親の手の者によって海に捨てられ、運良く生きて獣人達が住まう島へと流れ着く。
そこで観たプロレスの試合に感銘を受け、プロレスラーになることを決意し、長い練習の日々を経てついに覆面レスラー、タイガー・リリーとしてデビューし夢への一歩を踏み出した。
ついでに木の魔女の力にも目覚めた。
身長が185cmもある。
・レイア・リンデグレーン 23歳 金
アイスノルド大陸の田舎領、マートマを統治する貴族、クルグロフ家に仕える使用人。
ブリットの世話を担当しており、母親である奥方よりもブリットへ向ける愛情が深い。
ブリットが海に流されて行方不明となった後、奥方に解雇され仕事と大切な人を一度に失ったことで失意に暮れてしまう。
目つきが悪いことを気にしている。
・シグマ・ワーグライア 34歳 火
獣人島に住む狼顔のプロレスラー。
中性的な見た目と声を有する男性で、女言葉を扱う。
プロレスラーとしては隙の大きい技を扱うため、対応されて負け試合になりがち。
―土生金の章―
・ヴェルナンティス・ガルシア 17歳 土
土生金の章における主人公。
弓と各種暗器、土の魔術を用いた斥候と暗殺を武器に皇国を守護する褐色肌の少年。
リアリストで保守的な側面が強く、ドライな態度であるため冷たい印象を受けるが仲間想いから来るものと周囲からは理解されている。
通称はヴェル。
・マリーシア・ゴルディーン 18歳 金
土生金の章における魔女枠。
幼い頃に覚醒した金の魔女の力を用いて帝国に勝利し、皇国の建国を宣言したことにより皇女として扱われることとなった。
普段は皇女らしく振る舞おうと喋り方や一人称を妾に変えているが、幼なじみの前では素直で無邪気な性格を見せている。
魔術と身体能力の総合値が高いため、魔女の中で最も戦闘能力に優れている。
通称はマリー。
・ジャンゴルディン・アットバウア 20歳 木
ヴェルとマリーシアの幼なじみで、年齢不相応な2メートルを超えた筋骨隆々の体格を有する青年。
見た目通り戦闘能力は非常に高く、帝国兵からは"黒鉄のジャンゴ"と呼ばれ恐れられている。
妹のアルマを大事に思っている。
通称はジャンゴ。
・アルマーニャ・アットバウア 13歳 水
ジャンゴの妹で、平時では常に笑顔を絶やさない明るい少女。
暢気でマイペースだが、仲間が傷つけられた時は怒り狂い、背丈以上のメイスと強力な水の魔術を用いて敵を粉砕する。
通称はアルマ。