表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<R15>15歳未満の方は移動してください。

作者: 唐揚げ

 2024年の幕開けが地震である中、私は彼との間に出来たつながりを伝えるために、一人、彼ぴのアパートの部屋の前で待っていた。

 彼ぴ、こと、小鳥遊磨生は私の最愛のぴ。

 ホストクラブで働くぴの為、私は毎日働いて、彼ぴのためにいろいろ注文をしたの。で、お金が足りなくなったら、ぴが紹介してくれた友達からの紹介で、パパ活みたいなこともしたんだけど、大丈夫、ぴとの間でも愛し合っていたから。ぴは、若いけど、色々あって病気で子供が出来ないんだって。

 さっき、産婦人科に行って、結果も聞いてきた。

 はやく結果を伝えたいな。

 と、吐き出した言葉と息が白い。 


「あ、まおまお~」


 アパートから見える距離に、ぴが来たので、私は手を振った。

 ぴは、一瞬、びっくりしたみたいだったが、手を振り返してくる。

 ぴの隣には、妹か姉だろうか、別の女性がいた。

 私はぴの傍へと近寄る。


「恵那ちゃん、元気だった?」

「まおまお! あのね、あのね! 私、検査結果を伝えたくて!」

「え?」

「あのさ、産婦人科にいってきたの」


 ぴの顔になんだか意外というような色が浮かぶ。

 手にしていた産婦人科の袋から封筒を取り出す。


「性病検査! 私、性病だって!」


 ぴの顔が曇った、隣にいる女の顔も曇る。


「ちょっと、あんた!」

「だからね、ぴもたぶん、一緒! だって、少し前にしたじゃん!」

「ちょっと、あんた!」


 隣にいた若い女がぴの胸倉を掴んだ。


「お前、ふざけんなよ! 昨日の晩……くそ!」


 ぴとは家族じゃないみたいだ。

 けども、私は気にすることはない。


 だって、私とぴとの間には、大切な、絆があるのだから。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ