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特訓 1

シュ シュ ガキン

「ぐぅ!」

ビュン

「うん。やっぱり今まで戦いまくってたことで筋はものすごくいいわね」

特訓を始めて1時間蓮花はそう言った

「はー、はー、一時間ぶっ続けで戦い続けるって、、、死ぬ」

零は疲労困憊だ

「これぐらいで音を上げちゃダメよ。別に死なないんだから気は楽でしょ」

「それとこれとは話が別ですよ!!」


蓮花の暴論に零はそう叫ぶ

「でも、本当に想像よりはるかに筋は良いわよ。足捌きも良いし、常に動いている。視野も広いしさすがね」

「そうは言いますけど、敏捷はともかく筋肉使用は全然つかめないんですけど?」

蓮花の称賛に零は顔色を暗くしてそう返す

「それは明日からよ。今日は筋肉を酷使してもらって筋肉痛になってもらわないと」

「はぁ?!」

蓮花の口にした言葉に零は驚愕の声を上げる

「いやいやいや?!どうゆうこと?!」

「筋肉を十全に扱うのには筋肉の場所や動きを理解しなくちゃダメよね。でも、素人にそんなことできるわけないから、筋肉痛になって力づくで知るしかないのよ」

零の質問に蓮花は苦笑いしてそう言う

「え゛?」

そしてそれを聞いた零の顔が青くなる

「さて!もう一時間行くわよ」

「はー!?」

そうして特訓は再開するのであった



1時間後

「かひゅー、かひゅー」

「じゃー、一回休憩ね、、、聞いてないか」

零は意識がもうろうになっていた

「麗奈ちゃん、今回は回復しなくていいわ」

「了解です」

麗奈はそう返答する

「それにしても零君、本当に筋が良いわね」

蓮花は海を見ながら                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                   そう漏らす

(模擬戦であそこまで追い込まれること自体が驚きよね。そもそも発想力がずば抜けてるわよね、、、箱根の山中に一人で取り残されてそこから生き残れなんて技術や気持ちだけじゃ無理よね。どんな動きをしたのか、、、参考に聞いてみたいわね)

「予定では3日ぐらい掛けて、足捌きを教えようと思ってたけどあれは教えるほどではないし、教えるよりも我流でやっていった方がいいだろうしね」

そんなのことを言ったり考えたりしていると

「蓮花さん」

「あら?どうしたの麗奈ちゃん?」

宿木が蓮花に声を掛けた

「今言ってたこと聞いてたんですけど、零君ってやっぱり相当レベル高いんですか?」

宿木がそう聞くと

「良いわね。むしろ下手に百花流を教え込むよりも基礎と技だけ教えてそれを自分の剣技に生かしてもらおうかなって考えてるのよ」

蓮花はそう返した

「え?百花流をそのまま教え込まないんですか?」

「ええ。零君は我流の剣術を作れるわね。我流の剣術を編み出すには圧倒的戦闘経験と想像力、そして剣術の基礎が必要だけど最初の二つは零君持ってるからあとは剣術の基礎だけ教え込まないとね」

宿木の疑問に蓮花はそう返した

「そんな簡単にできるものなんですか?」

「作ること自体は簡単よ。それが実用的かは別としてね。零君はたたき上げの剣技だから実用性は抜群よ。水斬・蘭に白蘭、、、どちらもかなりのものだったわ」

「へー、、、蓮花さんがそういうってことは本当にすごいんですね」

「ええ」

そう二人が話し終わると同時に

「じゃー、そろそろ再開しましょうかね」

蓮花は再び特訓を始めることにした

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