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蓮花VS零 1

エリアボス討伐決定から一夜明け


「じゃー、今日から一か月間、私の剣術・百花流を教えていくわね」

「はい!」

蓮花と零は基地の外れで特訓を始めることにした

「そういえば、百花流ってどういった剣術なんですか?」

零がそう聞くと

「百花流は自然からヒントを得て作られた剣術よ。技には花の名前が付いていて花言葉に合わせた動きや軌道を繰り出す技だから百花流よ」

蓮花はそう説明した

「なるほど」

そして零が納得すると同時に

「まず、一回闘いましょうか。時間も限られてるから零君に合った技を教えるわ」

そう言って蓮花は鞘から刀を抜いた

「え?!模擬戦って大けがしますよ!」

零がお焦りしてそう言うが

「さすがに模擬刀よ。それに魔法でケガしても、、、

「私が回復するから大丈夫よ」

早坂の後ろから宿木がそう言って現れた

「あ、それなら。宿木ありがとうな」

「いいのよ。これが模擬刀」

そう言って宿木は模擬刀を零に渡した

「サンキュ、、、じゃー、やりますか」

「ええ」

そうして二人の間に圧が生まれる


「さて」

(ひとまずは)

「エアリアル」

零はまず風を纏った そして

「水斬・乱」

水と風の斬撃を蓮花の前の地面に打ち込んだ

ドカン

その一撃で蓮花の前に砂埃が舞う  そこに

「居合・白蘭」

一瞬で距離を縮め、居合の一閃を蓮花に打ち込む

(さすがに受け止められはするだろうが体制は崩すだろ)

そう零は考えた だが

キンッ

「え?」

刀は金属に受け止められた

砂埃が晴れるとそこには

「な?!」

右手だけで刀を使って止めた蓮花の姿があった

「百花流・山茱萸サンシュユ、、、花言葉は「持続」「耐久」「気丈な愛」ね。この技は筋肉で衝撃を吸収して物理攻撃を受け止める技よ」

蓮花は軽い笑みを浮かべてそう説明をする

「嘘だろ、、、」

それを聞いた零が愕然としていると

「今度はこっちから行くわよ。百花流・苧環オダマキ

そう言うと同時に蓮花は刀身を微震させ零の胴体にめがけて突き技を繰り出した

「うぉ!」

ガキン

零は寸前で刀を間に入れて防いだが

「ぐぅあ」

(なんて重さだ!)

突きの重さに大きく吹きとばされた

「くそ!」

(物理攻撃は俺のほうが高いのにここまで押されるとなると、これが技術差か)

「普通に近距離戦で行けば勝負にすらなさそうだな、、、勝ち目があるとすればエアリアルだが」

(それだけじゃ、攻撃は通らない)

零がそう熟考していると

「そんな考えこんでる暇はないわよ」

「なっ!」

蓮花がいつの間にか距離を詰めていた

「百花流・カエデ

変則的な軌道を描く剣撃が零を襲う

「くそっ!」

ボコ

「っ!」

零は上後ろに飛び上がって衝撃を殺した だが

(痛い)

完全にはいなすことができるず少し食らってしまった

「あら、結構いなしたわね、、、風を纏えば瞬発力は私と互角ね」

蓮花は興味深そうにそう言う

「それはどうも!」

そう言うと零は蓮花に襲い掛かる そして

「水斬・蘭!」

魔法を纏った刃を下から上に切り上げた

ガキン 

「おっと、私の体制を崩す気だったのね、、、でも山茱萸サンシュユは抜けたいわよ」

零の刀は先ほどと同じように受け止められた だが

「風昇!」

零はそう叫んだ すると

ビュン

「え?」

蓮花の全身に強烈な上昇気流が襲った 

その結果

「しまった!」

蓮花の体は完全に浮いてしまった

「そこだ!水斬・蘭!!」

零はそこに全力の一撃を打ち込んだ

ドカン

「きゃ!」

蓮花の体は大きく吹き飛んだ

「よし!」

零の顔に笑みが浮かべた


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