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偶然にして必然の出会い

海岸防衛から一夜や明け

「今日も生きてることに感謝をして、いただきます」

零は食堂で朝食を取り始めた

「随分と丁寧なあいさつだな」

その零に声をかける人物がいた

「渡部か。おはよ」

「ああ。昨日は大活躍だったそうだな。ここの頭としてありがとな」

渡部はそう言って頭を下げた

「良いんだよ。俺もいろんなことを学べたしな」

「そうか、、、今日はないか予定あるのか?」

「今日は、、、リフレッシュもかねて横浜駅まで行ってみようかなって」

渡部の問いに零はそう答えた

「リフレッシュで横浜駅まで行くって、、、あそこはボスモンスターすでに討伐されてるとはいえ、モンスターの数多いから気をつけろよ」

渡部はあきれた様子でそう言った

「そういえば今の零のステータスってどれくらいなんだ?」

そして零にそう聞いた

「ん?えっと」


月詠零

物理攻撃 1280

魔法攻撃 1100

物理防御 830

魔法防御 1100

敏捷   450

魔力量  570/570


「おー!かなり伸びたな」

「すごいな」

二人はステータスの伸びに嬉しそうだ

(合計で500ちょい伸びたのか、、、まー、遠征に海岸防衛と結構いろいろとやったからな)


数分後

「じゃー、いってくるわ!」

食事を終えた零は北西の橋で渡部にそういった

「ああ。行ってらっしゃい」

渡部も零を送り出す

「さて、、、行くか」

零はそう言うと

「エアリアル」

風を纏い

ビュン

走り始めた



横浜駅

「昔からよく使ってた駅だが、、、結構原型残ってるな」

新港から十数分、多数のモンスターを道中殲滅した零は横浜駅にたどり着いたが5か月たっても横浜駅はさほど損壊しておらず十分駅として機能しそうだ

(渡部曰く探索しつくして使えそうなものは全て回収したらしいけど、、、なんかないかなー?)

零は何か面白いものがないか楽しみに横浜駅に入っていく



「一先ず一番近かったデパートに入ってみたが、、、カバンや香水といった物しかないな。服もほとんどないし」

デパートに入った零は駅に来るまで道中と同じく各階をモンスター殲滅しながら探索していくが実用的なものは何もなかった

「となると、、、本屋に行ってみるか」

零はひとまず取り残された情報本などを探し出すことにした



本屋

「鑑定」

本屋に着いた零は鑑定を使って本を探す  だが


数分後

(、、、無いな)

情報本などは発見できなかった

「元々無かったのか、渡部たちがしっかりと回収したのか、、、どっちにしろ回収できそうな物はなさそうだな」

そう考えた零は本屋の外に出て近くにあった館内案内を案内を見た

「大体全部、服やらカバンやらの装飾品だな、、、雑貨もあるけど時にめぼしいものはなかった。ここは外れだな

そう考え零はデパートから出ようとした しかし

ん?」 

ある項目が目に入った  それは

「宝石店?」

宝石店だった

(宝石店ってことはダイヤとかあるよな、、、某ゲームみたいにダイアモンドの剣でも作るか?)

「いや、さすがに無理だな、、、でも、あれなら《《あれ》》」

そうつぶやくと零は宝石店に向かって行った



宝石店

「すごいな、、、ここにあるものだけで下手したら億超えるんじゃないか?」

宝石店に着いた零は思わずそう漏らす

「まー、今じゃ、札束なんて暖を取るかケツ拭く紙にしかならないんだが、、、あ、あったあった」

皮肉を言いながら零はお目当てのものを発見した それは

「銀のネックレスに金の指輪」

銀のネックレスと金の指輪だった

「さーって、鑑定!」

零は即座にその二つに鑑定を使用する


銀のネックレス

対魔 レベル1

闇属性 魔属性に対して被ダメージ10%ダウン 与ダメージ100%アップ レベル1以下の術式無効 2以上は減少



金の指輪

魔法攻撃上昇 レベル2

魔法防御上昇 レベル1


「やっぱりか」

(銀は昔から吸血鬼とかの化け物を倒す有名な物質だし、金は魔法系で触媒に使うとかいうからな、、、こんなファンタジーン世界なんだからこういう効果が出るよなー!)

零は嬉しそうにそう漏らす

「さーて!これが分かったんだ、金と銀は片っ端から回収しますか!」

そう言って零はその店にあったすべての金と銀を回収し、次の店に行こうとする 

だがしかし次の瞬間だった

「こんな世界になって金やら銀に執着するってどんだけ強欲なのかしら?」

突如零の右からそんな凛とした女の声が発せられた

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