海岸防衛 7
早坂Said
「モンスターは陸地までおびき出して一気に叩け。シーサーペントは特にだ!」
早坂は海岸防衛の指示を出す
(マーメイドの洗脳は零が戦っている間は影響しない。となると自分たちは目お前のモンスターに対して全力を尽くせばいい)
早坂はそう考えると細剣を構え
「風を断ち切る音速の1槍よここに顕現せよ、、、スプライト・スラスト」
そう詠唱し大きく一歩を踏み出し細剣を突き出した
ドガン
細剣から半径1mの水流がすさまじい速度でモンスター達を切り裂いていく
そしてその一撃は
「一先ず辺りのモンスターは討伐できたな」
早坂の周りにいたモンスターは全滅した
「「す、すごい」」
周りに居たメンバーは驚嘆の声を上げる
「みんなもどんどんモンスター討伐してくれ」
「「了解!」」
「さて」
(ひとまず、この防衛線が壊滅することはなさそうだが、、、できる限りけが人は減らしたいし本気で行くか)
早坂はそう考えるとモンスターの攻勢が激しいところに向かって行く そして
「破槍」
ズパン
「曲槍」
スパン
「跳槍」
シュパン
フェンシングの突きを基礎とした技を連続で繰り出してモンスターを切り裂いていく
ちなみに
破槍 全力で一点突きを繰り出す一撃必殺の突き
曲槍 細剣のしなりを利用して繰り出す変則的な斬撃
跳槍 一度当てた細剣も跳ねさせて再び攻撃する斬撃
である
「さてと、、、あっちはどんな感じかな?」
早坂はそう言って零のほうを向く すると
「え?」
そこには信じられない光景が広がっていた
零Said
ズバン ズバン
「「ギュガー」」
(シーサペント以外はほぼ一撃で仕留めれるけど、数が多いな、、、マーメイドの再生が完了したら、精神支配の歌をばらまかれて今度こそ、とんでもない被害が出る)
モンスターを順調に片づけながらもそう考え焦る
(居合・白蘭)
スパン
「ゴフッ」
(良しと、、、にしても、一気につぶせないかな?ちまちま一体づつ潰していくのは時間的にまあまあなリスクがある、、、万が一にも歌えるほどの再生されたら積む。ちょっとやってみるか)
そう考えをまとめると零は
ビュン
マーメイドの周りを風を纏って高速で回り始めた
「「グォ?」」
辺りにいたモンスターは零の行動に困惑した様子だ
だが次の瞬間
「「グォ!?」」
モンスター達が驚愕の声を上げた
何故なら
(よっしゃ!モンスター達が水流に飲まれた!)
モンスター達はマーメイドの周りに発生したすさまじい威力の水流によって水流の内部に流し込まれた
(計算無しの完全なカンだったがうまくいってよかった、、、さーて)
零は笑みを浮かべると
(居合・海嵐)
水流と風を纏い一気に下からモンスター達に突進を仕掛けた
ドカン
「「「ギャバ!」」」
「おら!!」
零の一撃はマーメイドはもちろんのこと、中心に集めさせられたモンスターも一気に空へ吹きとばした
「お!あっちも片付いてきたな。早坂さんが目を丸くしてるな、、、もっと驚かせてみるか」
そう言うと零は纏った風を使って飛行し
グサッ
マーメイドの胸元に刀を突きした
そして
「嵐爆」
そう唱えた すると
ドカン
マーメイドの体が爆散した
「うぉ、、、」
零は目に掛かったマーメイドの血を拭いそう漏らす
(体内で纏った風を体内で爆発させるとここまでヤバいことになるのか)
「マーメイドは、、、絶命したな」
そしてマーメイドは今の一撃で完全に消滅した




