海岸防衛 6
「さて、、、」
(マーメイドは別に防御力が高いイメージは無いが、、、実際はどうかな)
海に飛び込んだ零は数瞬のうちにマーメイドとの距離を詰める そして
(水斬・翠蘭)
水流を纏った刀でマーメイドに襲い掛かる
ザパン
「キュアー!」
斬撃はマーメイドの体に深い傷を与えた さらに
「追加だ!水斬・乱」
ズパン
「キュルアー!」
追撃を与えて上空に飛び上がる
(想定よりは堅かったが、結構なダメージが入っただろ、、、あっちの様子は)
零は基地の方向を向く
「、、、徐々に弱まってるな」
どうやら洗脳は収まっているようだ
(再生に力を使うから、洗脳が解けるんだろからこのまま攻撃し続ければ洗脳問題はどうにかできる)
「問題は再生をどうするか、、、魔力や体力依存の限りがあるのなら良いんだが、、、そうじゃなかった場合、一瞬で肉体を吹き飛ばすほどの威力を出せる方法なんて思いつかないぞ」
零はそうじゃないことを願い再び攻め込む
(ある程度攻撃が通るなら、、、あれやるか)
零は刀を斜めに構えると
「水斬・蘭満開」
水斬・蘭を連続でマーメイドに打ち込む
ズパン ズパン ズパン
「ァー!」
マーメイドは声帯も欠損したため悲鳴すら上げない
さらには
「っ!再生が遅くなった!」
再生速度が目に見えて落ちたのだ
(再生限界!来た、これなら潰せる!)
零の目の色が変わる
「早坂さん!再生に限界が出ました!!」
零は早坂に向けてそう叫ぶ
「限界があってくれたか」
零の叫び声を聞いた早坂は笑みを浮かべる
(再生の限界があるなら倒せる!)
「全員!遠距離攻撃で仕留め
早坂は遠距離でマーメイドを仕留めようと指示を出そうとする
だが
「な!モンスターが!」
精神支配の対処によってできた時間で海中からモンスターが大量に押し寄せてきたのだ
「全員、マーメイドを攻撃する前に目の前のモンスター掃除するよ!」
早坂は仕方なく眼前のモンスター討伐の指示を出した
「月詠君!悪いんだがマーメイドと少しの間戦闘しといてくれ!」
そして零にそう告げる
「了解です!」
早坂の指示に零はそう返す
「さーて、、、少しの間と言わずに、俺一人でこの人魚を一本釣りと行きますか」
そうして零は攻撃を再開する だが
「こっちにも結構他のモンスター来てるな」
マーメイドだけでなくほかのモンスターも零に向かってきた
(海中戦、、、本格的にやるしかないな)
零は海中戦を行うことに覚悟を決めた
「箱根ではリザードマンと死闘を繰り広げ場所であり、横須賀では死の淵になって逃亡した場所、、、そこでついに戦闘行為をするとはな」
ドボン
(さてと、、、敵は蟹が10匹、トカゲも10体で龍は3体、、、そしてピラニアは無数にいると、、、面白い、騎士を倒してお姫様を落とさせてもらいますかね)
そうして海岸防衛線最後の戦闘が始まる




