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初めての遠征 3

「見えてきたな」

エリアボス調査の会議から15分後先行していた零の目線の先に川崎駅が見えてきた

(モンスターの数は、、、少し多いな。エリアモンスターの影響受けてるのか?)

零の目線の先にはかなりのモンスターが居た

「ひとまず、報告に行くか」

ビュン

零は一瞬で後ろの本体に合流する

「早!で?どうだった?」

林田がそう聞く

「少しモンスターの数が多いですが、、、まー、行けると思いますよ」

「お、おう」

(それ、月読君ならじゃないだろうな)

林田はそう考えるが

「じゃー、俺と月読君でエリアボス調査行ってくるから他は周りでの採集を。危険になったら即座に逃げろ」

「「はい!」」

「さて、、、行くとするか。準備はいいか、月読君」

「もちろん」

そうして零と林田はお互いの武器を鞘から抜いて川崎駅に向かう




川崎駅

「うわ、、、多いな」

川崎駅のモンスターの数を見た林田がそう言葉をこぼす

「そうです?」

「いや、、、多いだろ」

零が首をかしげたのに林田はあきれようにそう言う

「そうですか、、、それでどうします?」

「十中八九、川崎駅か隣のショッピングモールにいるだろうからそこを攻める」

零の質問に林田はそう答え

「潜入方法は上から攻め込む感じで行きたいんだが、、、足場の悪い高所を歩くのって大丈夫か?」

零にそう質問する

「最悪ちょっとなら飛ぶことできるんで大丈夫ですよ」

零はそれにそう返す

「、、、跳ぶ?」

「飛ぶです」

「、、、マジで?」

「マジです」

「、、、俺のこと運べる?」 

「、、、やってみます?」

「、、、やるか」

「、、、よっと」

ヒョイ

零は林田のことを背負う

「おっと、、、数年ぶりに背負われたな」

「ミスったら許してくださいよ!」

そう言って零は思いっきり駆け出した  そして

「エアリアル!」

そう唱え全身に風を纏った

ビュン

「うおぉ」

林田は初めての飛行に声を上げる 

対して零は

(クソ!人一人担いで飛ぶだけでこんなに動きにくくなるのかよ)

初めて人を担ぎながらでの飛行に四苦八苦している

(よし!あそこまで行けば)

零は川崎駅の天井に着地足場を見つけ

ガタッ

そこになんとか着地した

「い、行けたー」

「お疲れ様、、、この高さを」

(30mはあるな)

林田は零の背を降りながら飛び上がった高さに驚愕していた

「これ、駅は外れみたいですね」

駅の天井から内部を見ている零がそう言う

「ん?どうし、、、あー、なるほど」

林田も下を向いて理解した

「エリアモンスターが近くにいるなら結構特徴的なモンスターが出るのにいるのは普通のモンスター」

「しかも、モンスターの数も他とさほど変わらない、、、外れだな」

モンスターの種類と数から少なくとも川崎駅にはエリアモンスターがいないと二人は考えた そして

「じゃー、本命は駅の窓なりにあるショッピングモールかな?」

「十中八九そうだろうな、、、じゃー、行くか」

「ですね」

二人はそういうと駅の天井を足場に隣接しているショッピングモールに向かう

「完全ではないですけど隣接しているのは助かりますね」

「ああ、飛行系が居ないから空からの奇襲もないしな」

飛行系のモンスターが現状居ないので二人はモンスターとの戦闘を避けることができている

「にしても、どこにエリアモンスター居るんですかね」

「さーな?開けた場所にいると思うんだが、、、ん?」

零の言葉に反応した林田が突然目を細める

「どうしたんですか?」

零が立ち止まってそう言うと

「あの、屋外の広場、、、なんか見覚えのないモンスターがいるんだが、ツクヨミ君は見たことあるか?」

林田はそう聞いてきた

「え?」

零も広場に目を向ける そこには

「鬼?」

頭に日本の角を生やした真っ赤な体の3mの大男が居た

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