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初めての遠征 1

「さて、、、全員揃ってるか?」

「「はい!」」

宿木からの通達から1週間が経ち遠征の日になった

「今回の遠征では川崎まで行き、様々な物を取得しようと思う。道中様々な困難があるだろうが一歩づつ進んで絶対に生きてここまで戻ってくるぞ!」

「「おー!!」」

林田の掛け声に今回の遠征に同行する10人が鬨の声を上げる

「そして今回は運がいいことに信じられないほど強い新しい俺たちの仲間、月読君がこの隊に配属になった」

「今回同行することになった月読例です。不慣れな身ですがよろしくお願いします」

パチパチパチ

「さて、そんな月読君が居る今回の遠征だが、いつもは全員固まって動いていたが今回は月読君に先導してもらって索敵してもらおうと思う」

「「え?」」

「あー、なるほど」

林田の発言に零を除く9人は唖然を、零は納得をした

「ま、待ってください!1人で索敵させるって正気ですか?!」

零と同年ぐらいの少年がそう叫ぶように聞く

「安心しろ、1人でも全く問題がないと判断した!というか、その方が月読君も戦いやすいだろうからな」

「確かに連携を考えなくていですからそこは楽ですね、、、それで具体的にはどうすれば?」

零がそう聞くと

「月読君は俺たち本体の50mぐらい先に進んでもらってそこで基本的にモンスターを討伐して進んでもらう。そうしてもらえれば前に割く意識を周りに回せるからありがたい。そして、対処が厳しい問題ができた場合は即座に戻ってきて本体と一緒にその問題を解決する。といった感じだが行けるか?」

「、、、ルートは?」

「JRの路線に沿って行く。横浜市までなら既に何度か行ったことがあるから採集なんかはしなくてもいいが、川崎市に入ったら採集していくことになる」

「なるほど、、、都市部を歩くとなると四方からモンスターに攻め込まれますけどそれはどうするんですか?」

零がそう聞くと

「本来の俺たちなら前3横2後ろ1荷物持ち真ん中2って感じで進んでるんだが、その場合はしっかりと対処ができる。ただし、一方からとんでもない量で奇襲に来られるとそこに穴が開く」

「それを?」

「今回は前を俺だけで横を固めるから崩れにくくなる。まー、うまくわからないと思うが月読君前だけ見てくれればいいから大丈夫だ」

「ず、随分とざっくりしたプランですね、、、」

零が引き気味にそう言うと

「「はは」」

周りにいた他のメンバーから乾いた笑いがこぼれる

「下手なこと考えても、あっちはそれを超えてくるんだからしっかりと固めとくのがいいんだというのが俺の班の味だ!」

林田は自信ありげにそういう

「まー、死亡率低いからな、、、それが正義だな」

「だねー」

班員もそう言って笑みを浮かべる

「なるほど、、、100言われるよりもこの反応を見た方が安心できますね。了解です、先行役務めさせてもらいますよ」

その反応見た零もそう言う

「ああ!頼むぜ。じゃー、、、出発だ!!」

「「おー!!」」


そうして零にとって最初の遠征が始まる


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