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朝の散歩 2

「おはよう。昨日はよく眠れた?」

早坂は軽く笑みを浮かべてそう聞いてくる

「あ、はい。おかげさまで」

零も返答する

「それで、なんでここに?」

「早く起きちゃってやることもなくて、、、それで、この基地の一番の危険地帯であるここを一度見学しようと思って」

早坂の質問に零はそう答える

「なるほどね」

(まー、おかしくは無いね)

早坂はそう考えた そしてふと

「そういえば月読君は水系モンスターをどこまで知ってるんだ?」

零にそう問う

「えっと、、、知ってるかはわかりませんけど、リザードマン、クレイジーピラニア・ブルークラブ、、、あとシーサペントと大タコですかね」

零がそう返す

「あー、なるほどね。大タコ以外は全部こっちも把握してるな。名前からしてこっちの想像してるのと同じだろうから問題ないとして、問題は大たこだな。それってどんなモンスターなんだ?」

早坂はそう分析し、零に再び問う

「えっと、、、10mぐらいの大きさでしたね。特徴そのままの。接敵してすぐに逃げたので詳しいことは分からないですけど」

零は一瞬考え込みそう答える

「いや、10mのタコが居るって情報だけでもありがたい。一応ここで海鮮を採る時にはとんでもない力を感じ取ったらすぐに道具を話せって言ってるんだが、、、そのレベルが居るってなると仕組みを見直さないと」

そう言いながら早坂は辺りを見る

「、、、うん。当初の予定通りこれで行くか」

そして何かを決めた様子になった

「あ、あと月読君が知らない水系モンスターが居るから教えておくね」

「え?ありがとうございます」」

早坂の提案に零は驚きながらも嬉しそうにそうに感謝を告げる

「まず、マーメイド。まー、想像通り人魚だよ。能力も有名どころの歌声で洗脳をかけてくる。これにかかるとマーメイドの意のままにされるから、本人はもちろんのこと周りの人間も巻き込まれるからかなり被害が出る」

早坂は少し顔をしかめながらそう説明する

「、、、洗脳への対抗策は?」

零が恐る恐る聞くと

「、、、、、、俺と今居ない最後の幹部以外は無理だよ」

早坂はかなりの沈黙を経てそう言う

「なるほど、、、ちなみに、その対抗策ってなんです?」

「そうゆう関連のスキルだよ。それ以上は言えない」

「了解です、、、ただ、確認なんですけど俺は防げます?」

早坂が詳しく説明しないことには対して気にせず、自分が防げるのかを確認する

「確実なことは言えないけど、たぶん無理だと思う」

早坂はそうはっきりと告げる

「マジか、、、っていうことはもしかして俺ここにいるのかなりまずいです?」

自分が洗脳されたことを考えそう聞くと

「あ、それは大丈夫。マーメイドは出現率かなり低い上にマーメイドさえ倒せばすぐに収まるから今なら対処できる」

早坂はそう返す

「あ、よかったー」

零は安心した様子で息をつく

「、、、それにしても、ここに見学だなんて中々に度胸あるんだな。いつ襲われるかわからないこんなところに、ここにきて1日も経ってないのに」

「水系はそれこそ昨日までにいやというほど苦しめられましたから逆に」

「なるほどな、、、そういえば、渋谷君は何か武道でもやってたのか?」

早坂がふとそんなことを聞く

「いや、まったくやってませんね。我流ですよ」

零は苦笑いしながら返すが

「、、、俺の武器はこれでな」

そう言って早坂は腰から剣を抜いた

「レイピア?」

「ん?あー、細剣のことか。ああ、もともと自分はフェンシングしてたから、その名残で」

「なるほど!」

早坂の説明に零は感心した すると

「ふふ、喜んでくれてうれしいよ」

早坂はその美しい顔をほころばせてそう言った

「そろそろ、食堂に行けばご飯食べれると思うよ」

「え?ありがとうございます!では、また今度」

「ああ」

そうして零は拠点を出ていく




「、、、裏切り者じゃないでくれよ」

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