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新港案内 1

「ご飯の場所はこの建物の5階よ」

「会議室の真下にあるんだな」

会議室を出た二人は動かないエスカレーターを下って四階の食堂へ向かう

「そういえばここの飯事情ってどうなってるんだ?」

零がふと聞く

「あー、朝はおにぎり、昼と夜は白米と魚料理と野菜、、、たまにほかのおかずが出るわね。量は普通の量よ」

宿木はそう説明した

「おー!凄いな!」

「でしょ!」

零の驚きと称賛の混じった言葉に宿木も嬉しそうに鼻を鳴らす

そして

ガヤガヤガヤ

「おー!にぎわってる」

食堂に着いた

食堂は百数十人が食事をとっていた

「ん?宿木ちゃん!」

「え?宿木さん?!」

そして食堂にいた何人かが宿木の姿に気づいた

「こんにちは」

宿木はそれに手を振りながら返す

「あれ?宿木ちゃんの後ろにいるのは?」

そして零の姿にも気づいた

「今日からここのメンバーになった月読零君です」

「初めまして。今日からお世話になえう月読です」

宿木の紹介に零はそう言って頭を下げた

「「こちらこそ!」」

「さて、紹介はまた後にするとしてこっちよ零」

「ほーい」

二人は食事の受取場に行く

「おばちゃん!今日のご飯は何ー?」

宿木が厨房の奥にそう声をかけると

「あら!宿木ちゃん。今日は焼き魚とほうれん草の和え物よ」

食堂の奥からおばちゃんが出てきた

「はい、どうぞ!新しいお友達にも」

そう言っておばちゃんは二人分の昼食をトレーに乗せて二人に手渡した

「ありがとう」

「ありがとうございます」

二人はお礼を言って空いた席に座った 

そして

パク

「うん!普通にうまいな」

「でしょ!」

二人は昼食を食べ進める


「あ、これからの予定なんだけど」

「ふっん?ふぁに?」

「飲み込んでから話しなさいよ」

宿木があきれた様子でそういう

「っよし、いいぞ」

「これからなんだけど、ひとまずこの基地を紹介するわ」

「あー、頼む!」

零が嬉しそうにそう言う

「その後に零君の部屋を紹介してって感じね」

「了解!」

そうして二人は食事を進めていく



「さて、観光と行きましょっか」

昼食を終えた二人は基地の観光を始めることにした

「最初はどこに行くんだ?」

「まず、この建物の紹介かな」

「おお!」

宿木の言葉に零が声を上げる

「じゃー、上から順に行きましょう」

そうして二人は進みだした


4F

「ここは食料庫ね」

「うぉ、、、すごい量」

4Fは食料庫なのだがその量が信じられないほど食料が積まれていた

「ここにはざっと、1月分の食料があるわ」

「に、1月分、、、」

零が唖然とする

「ふふ、食料関係はもう二つあるけどそれはこの後にね」

「は?!後二個も食料関係あるの?」

零は仰天といった様子でそう聞き返す

「ええ。まー、また後でね。次三階行くわよ」

そう言って宿木は歩みを進める

「え、えー?」

零は困惑した様子でそれについていく



3F

「この階は重篤者用の病院ね」

「びょ、病院?!」

(え?病院てあの?!)

病院というある意味再現するのが難しいものが出てきたことに零は混乱する

「い、医者は?」

「外科医2人薬剤師1人居るのよ」

「な、なるほど」

(こことんでもなく設備整ってるな)

「あと、この下の二階は薬などの保管庫ね基地外にあった医療器具や薬をここに引っ張ってきたから、問題なく機能してるわ」

「はぁー、、、すげ」

零の口からそんな言葉が零れ落ちる

「ふふ、じゃー、最後に1階ね」



1F

「ここは主に軽症者の治療と中で人が集まる時に使うわ」

「お、おう」

(ふ、普通だな)

上階との温度差に零は何か安心していた

「地下は武器とかの戦闘用具を保管しているわ」

「お、おう」

(なんかこの建物の使い方スゲー効率的だなー)

零はそんなことを考えながらボーっとして辺りを見渡していた

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