零への考え
トラベラーズ 本部
ガチャ
「お!お帰り」
宿木がドアを開けると渡部がそう返した
「ただいま」
宿木もそう返す
「デート楽しかったか?」
林がからかうように聞いてくる
「きゃー!あこがれるー!」
それに陽花が黄色い悲鳴を上げる
「陽花うるさい」
早坂がそれに文句を言う
「なにしてんだよ、、、さて、報告を、、、と行きたいんだが、もうすぐお昼だし、月読を連れてお昼行ってきてくれ。」
(月花から話聞くからむしろいないほうが嬉しいからな)
渡部はそう考え宿木にそう伝える
「わかったわ」
(、、、本当に昼ごはん食べていていいとは思ってるだろうけど、それと同時に月花ちゃんの報告を聞こうと考えてるわね)
宿木も渡部の考えを察して了承した
「ついでに月読に自分の部屋も案内しといてくれ。これが鍵。」
ヒョイ
「了解、、、結構いい部屋ね。じゃー、月読君行きましょうか」
「はーい」
廊下にいた零がそう返答する
そうして零と宿木は下に降りていった
零達が去って数分後
コンコン
「お!いいぞ」
渡部がそう言うと
「ただいまもどりましたー」
零を監視していた月花が部屋に入ってきた
「お疲れ様」
「おかえりー!!」
月花は自分の席に座る
「じゃー、報告を頼む」
「はい。まずなんですけど、月読さんは皆さんの予想通り、、、それ以上の戦闘力を持っていました。もちろん、ステータスの高さもありますが、それを十全に扱う戦闘技術を持っていました」
月花はそう説明する
「なるほど、、、具体的にはないがあった?」
渡部がそう聞くと
「、、、赤蠍の腕をほぼ二撃で切断していました」
月花は今でも信じられないといった様子でそう答えた
「「赤蠍の腕を両断?!」」
その言葉にその場にいた全員が驚愕の声を上げた
「月花?!それ本気で行ってるの?」
姉の陽花がそう聞き返す すると
「私だって信じられないわよ!麗奈ちゃんですら少し傷を付けるので精いっぱいだった赤蠍を両断するなんて!」
おとなしい性格の月花が声を荒げてそう返す
「「、、、」」
その事実にほか全員が真実であると確信する
「、、、宿木との連携はどうだった?」
渡部が確認するようにそう聞く
「連携は初めてにしては相当うまかったですね。ただ、慣れているとは言えないかと」
「なるほど、、、それを聞くと危険性は一見下がったような気がするが、、、赤蠍を切れる技量となると、それすら偽装している可能性すらあるよな」
月花の返答を聞いた渡部は難しそうな顔をして考え込む
「俺としては一先ず信じるでいいと思うぞ。これ以上はどうもできないからな」
「自分もこうなったら以上どうもならないと思う」
「そうよねー、、、私も信じるに一票」
「私も」
他幹部全員がひとまず信じるということに賛成した
「そうだな!よし、信じてみよう!」
そうして渡部も信じるということを決定した
「ま、一応探索に行ってる蓮花姉さんの意見も聞いてみるかな」
「そうだな。というか、こういうことは蓮花の姉ちゃんがこういう問題の専門だろ。俺たちで話し合っても意味ないだろ」
「それもそうですね」
「「人任せ」」
「そういうなよ。さて!俺たちも飯食いいくか」
そうして幹部勢も会議室から出ていく




