冒険の終わり そして始まり
「えっと、、、ここはどこだ?」
海から上がった零はあたりを見渡す
(車が多いな、、、輸入するためのやつだな)
あたりには輸入されるためであろう車が多くあった
「横須賀でこんだけ車があって、海軍基地からほぼ直線的に行けるところだと、、、日産の車工場の近くか」
零は現在地を割り出した
(もう今日は遅いからここらへんで寝るとして、、、明日どうするか)
零は次に明日の予定を考える
(、、、ここから、北に一直線に進めば首都高に合流できる。一度海に飛び込む必要があるが、、、シーサペントから逃げきれる現状、下手に地上でやばい敵にあるる可能性を考えると、、、ここは、一直線に行って海を渡る方が安全だな)
「よし!寝床探すか」
そう考えた零は今日寝る場所を探し、見つけた場所で一夜を明かした
翌日
「さて、、、行くか!」
ドボン
朝一番、零は海に飛び込んだ
(にしても、、、海がきれいだな)
水中行動を持っている零には水の中にいてもきれいに見ることができる
(さて、、、行くか)
ビュン
零は海を渡り始めた
「「ギャァ!」」
(おっと、クレイジーピラニアか)
昨日追いかけっこをしたピラニアをクレイジーピラニアと名付けた
ビュン
(遅い遅い!)
零はクレイジーピラニアからどんどんと距離を離していく
(戦闘は無しだ! 今日中に横浜を通るんだ、確実に化け物とかち合うことになる)
大都市に向かうことから最悪、強敵と戦闘する可能性を考え零はできる限り温存したいと考え戦闘を避けている
そんなかんじで進んでいると
(ん?)
零の目線にとあるものが写った
(八景島?)
神奈川が誇る横窯・八景島シーパラダイスがあった
(、、、あそこやばいの居そうだな)
バカでかいテーマパークということで零はジェットコースターを横目に見ながら警戒感を出した
(いつか来る時があったら気を付けよう)
そう考えた零はそのまま進んでいく
そして
ザブン
「ひゅー!目覚めにいい運動だった」
海から上がり零は首都高速を目指した
「首都高を足で走るとか、、、罪悪感が凄いな」
首都高にたどり着いた零はそう漏らしながら走り出した
(それにしても、、、神奈川県のエリアモンスターはおそらく横須賀の龍だと思うんだが、、、関東地方のレギオンモンスターってどこにいるんだ?)
走りながら零はこのあたりのモンスター事情について考えていた。
一定の地帯に現れるエリアモンスターは神奈川県の場合横須賀海軍基地に居るディープオーシャンドラゴンだと考えられるが、一定の地方、日本だとそのまま各地方がそれにあたる。そのモンスターの場所が推測できないのである
(関東地方で有名な所だと、富士山以外だとここだってところがないんだよな。富士山はカントリーモンスターが居そうだから近寄れないからな、、、うーん?)
零はそのことを考えながら走っていく
2時間後
「そろそろ中華街だな」
ところどころでモンスターを討伐した零は遂に横浜の中心部に入った
(やっぱり地元はいいな)
零はそんな感傷に浸った
「さて、、、この先どうするかな」
(このまま首都高に沿って行って東京に行くのもありなんだが、、、一回家に帰ってお母さんたちの仏壇をどこか安全な所に移せるなら移したい)
零の家はみなとみらいのランドマークタワー近くにある
「、、、一回戻るか」
少し考えた後、零は家に一度戻ることにした
ピョン
そうして零は首都高から一度降りた
「町に入るのは最小限にしたいし、山下公園みたいな海岸線をできる限り通っていきますかね」
そう言って零は歩いてく
「ん?」
山下公園に着いた零は少し歩いてある違和感を覚えた
(モンスターが居ない?)
モンスターが全くいないのである
「どうなってるんだ?」
零が困惑している その時だった
「貴方?! 何してるの?!!」
零の後ろからそんな女の子の声が聞こえた




