横須賀海軍基地 探索1
「マジで危なかったな」
戦闘を終えた零はカバンから薬湯を取り出しながらそう漏らした
(にしても、ボスモンスターかと思ってたけどモンスターの出現がなかったことを見ると、違ったのか?)
零がそんなことを考えていると
ぽこん
何かが落ちたよう音がした
「ん?おー!」
振り向いた零の目には
「宝箱じゃん!」
宝箱が現れた
(コンダクター討伐のだな)
零は薬湯を飲ん見ながら近づき
「オープン!」
宝箱をあけた
そして中には
「服?」
真っ黒の服が入っていた
「、、、鑑定」
零が鑑定を使うと
黒衣の魔道衣 等級・希少級
魔法攻撃 200
物理防御 400
魔法防御 600
魔力量 150
スキル
魔法攻撃上昇 レベル2
魔法防御上昇 レベル2
魔法攻撃上昇
{レベル×100%}魔法攻撃時の値を増価させる
魔法防御上昇
{レベル×10%}魔法被攻撃時の値を減少させる
「、、、あれ、相手なら妥当な気がするな」
結果を見た零はそう漏らした
「えっと
「着てみるか」
そう言って零は着ることにした
「うん、いい着心地だな!」
魔導衣を着た零はそう感想を述べた
「、、、さて、海軍基地の中心に行くか」
そう言って零は足元のリュックサックを背負い歩いていった
「さて、色々と探ってみますかね
(ひとまず、一番奥の軍事基地まで行ってみるとするか)
零は海軍基地の前まで来てそう計画を立てた
「隠密ができるといいんだが」
そう言って零は海軍基地に忍び込んでいく
(ひとまず森林に入っていけば一気に軍事基地まで隠れ潜んでいける)
零は海軍基地の森林を通って一番奥まで進むことにした
(にしても、コンダクター強かったが、、、あのレベルで海兵が負けたとはさすがに考えられない、、、どこかに海兵が、、、現代兵器を使っても勝てない、もしくは現代兵器をここにいた海兵の誰かが使う前に全滅させるほどの化け物がいる)
零は森林を歩きながらその化け物に注意した すると
「おっと、、、道路か」
森林が一度終わり道路が現れた そして
「海兵いるな」
そこには海兵、つまりマリオネットが居た
(あれがいる時点で少なくともコンダクター以上の化け物が居るのは確定か、、、今日は厄日だな)
零は悪態をつく
「それで、、、どうやってあの海兵の目をごまかすか」
道路には二体の海兵が居た
(見つかった瞬間に、操ってるやつが俺に気づく、、、そうなれば援軍が来て一気に袋の鼠だ!)
零はどうやって海兵の目をごまかすかを考えた
(空を飛んで渡るか、、、いや、さすがにばれるな。止まってる車を陰に進むしかないか)
そう決めた零は海兵が自分の姿を捉えらない状態になった瞬間
シュ
零は素早くも静かに一番近かった車の陰に入り込んだ
(よし、、、車は全部で2台。今ちょうど後ろに一体海兵が、その先に後ろを向いてるもう一体、、、一瞬で次の車に移れるから、一瞬のスキを突いて移る)
そう考え零は静かに息を殺してその瞬間を待つ そして数分後
(っ!)
遂に二体の海兵に隙ができた
その瞬間
シュン
零は最速最短で二台目の車の下に滑り込んだ
(よ、よし!)
零は成功したことに喜んでいた さらに
{スキル 隠密行動 を獲得しました 思考加速がレベル4になりました}
スキルの獲得とレベルアップが起こった
(ラッキー!)
零はさらに大喜びした
(どんなスキルなんだ?)
隠密行動
出音半減 気配半減
(ヒュー!いいねー!)
零は獲得したスキルの効果に笑みを浮かべた
(気配半減もうれしいが、出音半減、、、つまり俺から発せさせる音の大きさが半分になるってことだからな。今みたいな状況なら爆発的効果を発揮する)
零はそんなことを考えながら先の森林までばれずに突っ込む方法を考える
(さっきまでは、どうにか海兵のスキを突こうと思っていたが森林に入るときに音が鳴るとかの問題があったが、、、今のスキルがあるなら、、、よし!これで行くか!)
零は少し考え次の動きを決めた それは
「、、、目線を外した。エアリアル」
まず風を纏い
スー
静かに車の下から上に上った
そして
シュン
海兵を大きく飛び越えながらも周りから察知されない程度の高さで飛び上がった
そして、海兵を飛び越える少し前に
シュン
踏み台にした車に風の太刀を飛ばした
ポン
車に風が当たり音が鳴る
「くぅ?」
海兵がその音に振り向いた
結果
ザワ
零は海兵に見つからずに森林に潜り込んだ 音もスキルによって半減したので
(よし!ばれずに通り抜けたぞ!)
海兵にバレずに道路を渡り切った




