商人の町ジョーショ1
一応ストックはまだありますが、まだまだ読者様からの擬人化募集しております
ジョーショはロウさんが言っていたように沢山の露店が建ち並んでいた。
果物、服など日常雑貨から防具や装備なども販売している。
売り子の人達も亜人やエルフ、謎の言語で売り込みをする人物など様々だ。
「ショッピングモールや市場とは違うな、フリマみたいだぜ」
珍しそうにバスターは周りをキョロキョロしてる。
あ、忘れてたバスターって私より年下って設定だったんだ。迷子にならないでね?
「賑かで良い村ですね」
ユマさんも楽しそうにほほ笑む。この規模で村なら帝都は トンでもないほど大きな町じゃないかな…
「ヒッヒ! お嬢さん富豪の娘かね?」
ギルドを目指していると、
とある露店の店主が声をかけてきた。頭からローブを被っていて口元しかわからない[怪しい人物]。声も中性的なため男女の区別ができない
「富豪? いいえ売れない絵描きですが」
ヤーカシには同人紙がないらしく私はイラストレーターを名乗ることにしたんだけど
「そこの剣士さんからプンプン匂うよ? 銀貨の匂いが」
今現在、銀貨40枚と諸々をバスターに持たせているけど、やっぱり目立つのかな。泥棒に狙われたくはないな…
「そんな お嬢さんにぴったりの商品があるんだけど、どうかね?」
「それは商談ですか?悪徳な場合は自警団に訴えますよ? 」
ユマさんが警戒しながらスキルを使っているみたいだけど判別できないみたいだ。顔がみえないからね。
「…商品を見せてくれませんか? 値段は今聞くべきではないですし」
「ヒッヒ!お嬢さん、ウチは金はとらないよ。物ぶつ交換をなりわいとしてるのさ」
言いながら後ろから箱のような物を取り出す謎の店主
「これは[バンク]って名前の魔道具さ」
手のひらサイズの鉄製でダイヤルか付いた金庫のような物だった。見た目オモチャみたい…
「え!?
どんな硬貨をいくら入れても満杯にならないバンクですか!? 実物は始めてみました」
ユマさんが驚いたような表情をしてる。そんなにレアな品物なのかな
「ヒッヒ! さあ お嬢さんは何を出してくれるのかな?」
笑う謎の店主を見ながら私は悩む。何なら良いかな…
あ、あれなら