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旅の始まり

ネーミングセンスがない自覚はあります。

「ん………ふぁあ」



ゆっくり起き上がり周りを見る


「もう…食べられないです」



ココは村長が提供してくれた個室だ フィアは私の隣で寝ている。窓から外を見ると、寝ている間に朝になったみたい


*昨日の回想*


昨日は宴会というより祭りだった。住民の皆は脅威となっていたザリーラ、そして盗賊の豚三人が捕まったので安心したようだ。ある人は喜びで踊り、ある人は酒をがぶ飲みし(イッキ飲みは危ないです)、ある人は自作した料理を振る舞い

皆楽しそう、[コケ]を思い出すな




私、フィア、バスターはポチ村長の隣に座り沢山の食事をゴチになってしまった。

食事のメニューはパンっぽい物やサラダ等、そしてメインは



[ザリーラの天ぷら]





う、うん…なんとなく予想はしてた。 でも美味しかったので気にしない


「その剣を扱える人が現れたんだ、こんな嬉しいことはないね。 鞘を持ってくるから使ってくれ、金? いるわけないだろ村を救ってくれたんだから」



ギルドのオジサンが涙を流しながらバスターと握手をしてたっけ。

あぁ謎が解けた!

バスターソードを作ったのがオジサンなんだ


*昨日の回想おわり*


「オトハさん、おはようございます。よくやすまれましたか?」



ロウさんがバスターと荷物類をまとめていた。

昨日の報酬として私には新たに銀貨10枚と馬2頭をもらった


馬をもらった理由はヤーカシを旅しつつデスアーミーの拠点を探すためだ。


「一番近いのはジョーショ という村です。そこを経由して帝都ロッセオへ向かって下さい」



目先の目標は帝都ロッセオである帝の名がついている通り、王様が住んでいるが貴族はすくないらしい。

なぜなら王はヤーカシ中の族長らが何日も会議をし、使命された者がなるそうだ。

特に転生者は王となることが多いようだ


「帝都には周辺からの、ありとあらゆる情報が入ります。なので、デスアーミーに関する情報もおそらくは」



ジョーショまで案内してくれるというロウさんに私は気になっていたことを話す



「あの…私以外の転生者って、今ヤーカシに何人いるか分かります?」



「この村には噂でしか情報が入りませんから詳しくは」

「二名ほど、いらっしゃるとはきいています」



思い出すように言うロウさんに私は少しホッとした。


余談だが、私は乗馬の経験がある。なので私の前にフィアを乗せ、バスターは一人馬に乗ることとなった。



「一人はイトウ様という男性です。薬のスキルを持っていて、今は帝都にいると聞きました」


「薬……医者なのかな?」



「あ、説明不足でした。薬は薬でも"火薬"のスキルです。イトウ様の技術でデスアーミーに対抗できると噂です」



ジョーショへ向かいながら先導してくれているロウさんと会話しているが、中々面白い能力みたいねイトウさん



「もう一人は………素性が不明で、今は、どこにいるかさえわかりません」



「名前も知らないのか?」



バスターも会話に参加してきた。剣は鞘に入れ肩から腰にかけ斜めに背負っている



「名前…というか、あだ名で呼ばれているらしいです。 【鋼鉄の魔女】と」



その見た目は魔女と呼ぶにふさわしい怪しい格好だが、摩訶不思議な力で、デスアーミーを倒した、と噂されているみたい



「なんだよ、そのあだ名。厨2病か?」



「チュウニ病?」



「関わると恐ろしい病…です」


私はまだ会ったことのない二人を妄想しつつ先へ進む



ちなみに【鋼鉄の魔女】は直接は本作に登場しません


お気に入りキャラの一人なので登場させました

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