村と過去の転生者
「こんな擬人化出してほしい」
という方がいらしたら遠慮なくどうぞ、私のさじ加減で採用させていただくかもしれません
「凄く…」
「都会的です」
村は私が創造していた、RPGの基本、中世ヨーロッパ等とは技術が段違いだった。むしろ町と呼んでもいいくらい発展していた。
家は白いレンガ作りで煙突から煙があがっているということはカマドがある証拠。家もバラバラではなく、いくつか区分されていて、井戸や用水路も完備されている。
走る馬車には金具が使用されていたり住民の配っていた紙は立派な物だった。
義務教育を学んだだけの私でもわかる。飛躍的な知恵と技術がないと、ここまでならないことを。
さらに出店には大根、サツマイモ等の野菜を販売していた
「書いてある文字も日本語なんだ」
いまさらかもしれないけど、皆、[日本語]で会話してるし
「銀貨、銅貨…RPGっぽいです!」
値段の設定に興奮しているフィア。その気持ちは私もわかるな
「以前の転生者様達の知恵の結晶ですよ。日本語もヤーカシでは共通語になりましたから」
言いながらロウさんは村長の家に案内してくれるようだ
「異世界からはるばるようこそ。ワシが狼族の長、ポチじゃ」
白髪の亜人さんこと…ポチ村長が椅子に座り挨拶する
ってか狼なのにポチって!?
「ロウから聞いたかもしれんが、キミは呼ばれたんじゃ、ヤーカシが"必要"としておるから精霊王が召喚したのじゃ」
正直向こうでは売れない同人誌作家だったので、こんなこと言われたこともないかも
「だが、辛い戦いになるであろう。今このヤーカシを牛耳ろうとする"デスアーミー"との戦い」
*デスアーミー[死の軍隊]*
私が呼ばれたのはそれと戦うためらしい。
首謀者は[死神]という正体不明の存在
その配下の[骸骨将軍]と呼ばれる人物が主にヤーカシを支配しようと動いているそうだ。
兵隊はスケルトン。物理では中々倒れず、バラバラしてもすぐに再生するそうだ。
そのスケルトンが何万といると聞いて、私は身震いした
「お姉ちゃん…大丈夫ですか?」
私を心配してかフィアが私に抱きつく
そうだ、もう決めたんだから
「ポチ村長、私戦います。必要とされてるのなら、なおさらです! 任せて下さい!!」
「うむ、女性でありながら自信溢れる決意。
このポチ、村を代表して応援させていたたきますぞ」
私とフィアは深く頷く。
「では、村から帝都にいくためにはギルドカードが必要じゃ、ロウ案内してやれ」
「はい父上」
ってロウさんの父さんだったのポチ村長!?
更新は不定期です