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これからの僕(私)  作者: 阿部いりまさ
これからの僕(私)〜本編〜
42/64

41.晴海は久しぶりに会う

「あー、つかれた…」


色々あって疲れたなぁ。

さっさと風呂に入って寝たほうがいいかもしれないなあこれじゃ。

あ、でもちょっとお腹空いたし、冷蔵庫の中に入ってるもの適当に食べようっと。


「えーっと入ってるものは卵1つに残りが半分もない牛乳に未開封のわさび、それと…賞味期限がとっくに過ぎてるチーズ……これは捨てとこ。」


でもこんなのしかないんじゃとても夜ご飯にはならないよなあ。

ご飯も炊いてないしこれから炊くのは時間かかるし。

なーんもないなこの家。


「はあ…。あっ、この前買ったカップ焼きそばがあるかも!」


2、3日前くらいにいつか昼で食べるだろって思って近所のスーパーで買ってきてたんだった!

えーっとあれ?


「ない!?」


なんで!?どうして!?

確かに僕は食べてないはずなのに…。

ゴミ箱に入ってるのって


「カップ焼きそばのゴミだ…」


一体誰が…。

まさか学校行っている間に泥棒が忍び込んでお腹空いたから焼きそばを食べていった?

でもそんなバカな話あるわけないよねここ13階だし。


「あっ、帰ってたの?おっかえり〜♪」


「あ、天野さん!?なんであんたが!?」


第一なんで僕の家の中に!?


「ええ、最近私めっきり君と会わなくなっちゃったから寂しくてね…」


そ、そんなに僕のことが……。

ほんのちょっとだけ天野さん見直したかな。


「ていうのは社交辞令で」


前言撤回!!!


「あの……ふざけてるのなら帰って貰っていいですか?ちょっと僕疲れてるんで………」


「まあまあそう言いなさんな♪ほらほら!服とか買ってきてあげたし!」


「嬉しいですけどこの家すんごい服ありますし…」


でっかいクローゼットの中にめっちゃあるんだよねえ。

この体になった時天野さんがめちゃくちゃ買い込んできてたし、たまに咲ちゃんと礼奈ちゃんと服とかみに行くし。


「あるに越したことはないわよ。女の子なんだからオシャレはしっかりしないとね♪」


「男ですよ」


あー、なんか食べる気なくなっちゃったなあ。

今日はもう寝ようか。


「じゃあ僕疲れたんで寝ますね。鍵はかけてってくださいよ。」


「え?なんで?なんで?せっかく私と久しぶりに話せたのに!?」


ただでさえ疲れてたのにあんたのせいで余計疲れたからだ!!


「それじゃ、おやすみなさーい」


はあー、やっと寝れる。

めんどくさいし着替えなくていいかなあ……。

今度また先輩に謝らないといけないよなあ。

明日は休みだし今日はぐっすり眠れそう。




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