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これからの僕(私)  作者: 阿部いりまさ
これからの僕(私)〜本編〜
40/64

39.晴海は芸能人と友達?になる

「ふわぁ……」


2学期が始まって今日で3日目。

今だに僕の生活習慣は夏休みのまま、つまりほとんど昼夜逆転生活になっているところである。

でもまぁどうせ学校が普通日課になれば自然と元の生活に戻ってくるんだろうし考える必要もないか。


「あれ?晴ちゃんそれってクロスワード?」


「うん、そう。なんか最近妙にはまっちゃって今もこの問題を解いてるんだけど難しくて…」


「私もたまにこういうのにはまるときあるんだよねぇ」


へぇー。

咲ちゃんもこういうの好きなのかな?


「あ!鶴岡(つるおか)君久しぶり!」


え?

鶴岡?誰?

あー、あの前のほうの席の人かぁ。

でもあんな人初めて見た気がするんだけど…


「あ、鶴岡君今日は来たみたいだね」


「咲ちゃんあの人知ってるの?」


「え⁉︎有名人だよ?鶴岡君」


「ご、ごめん私そういうの疎くて…」


「えーっと確か、8歳だか9歳だかくらいから俳優業て言うの?始めて、この歳になるまでいろんな映画とかドラマとかにでてるんだよ」


そ、そんなすごい人がこのクラスにいたなんて初めて知ったんだけど⁉︎


「でもあの人学校に来たことあった?」


「あ、そっか。2学期の始まりの日に来てたんだけど晴ちゃんと筒井君が来る前に急いで帰っちゃったんだよね。多分仕事かなんかだろうけど」


あ、あのときかー!!!


「それよりさ!晴ちゃん!サインもらいに行こうよ!」


サインかあ。

別に興味ないし、女子ならまぁあんなイケメンだったらよっていくのもわかる…て、クラスの女子ほぼ全員鶴岡君の周りにいるし……。


「えーっと、私はいいや。そこまで興味ないし…….」


「えー、わかった…。じゃあ私はもらってくるからね」


「うん。行ってらっしゃーい」


男が男のサインもらったってこっちは全っ然嬉しくないし。

それより最近TVに出てるあの女優さん何て言ったかな?

えーっと………わかんないや。

でもあの人可愛いんだよなあ。


「君、名前は?」


え?

あ、鶴岡君か。

なんだよせっかく名前思い出しかけたのに、またわかんなくなっちゃったよ!

しかもこのイケメン、女子に囲まれたハーレム築きやがってー!あ、僕の周りも女子ばっかだったっけ。


「人に名前を聞くときは自分から名乗るんじゃなかったっけ?」


やば、なんか僕の中の腐った何かがこの人を敵だと見てしまったらしい。


「え?僕のこと知らないの?」


「ごめんね。私そういうの疎くて」


こっちは考え事してんだからさっさとどっかいってくれー!!!

なんかクラスの女子たちの目線が……痛いし……。


「それは悪かった。俺は鶴岡剛毅(つるおかごうき)です。芸名は靏岡豪樹、読みは一緒だけど字は違うんだ」


へぇー。別にいらない情報だなぁ。


「私は相良晴海、よろしくね」


「うん。よろしくね!それじゃ!」


なんだあの人……。

性格がよく掴めないなあ。

なんか見た目だけだと女の子常に周りに侍らしてて、チャラくて、上から目線でムカつくとかそんな感じかと思ったけどそうでもないのかなあ。

僕の勝手な偏見だけど有名人てカメラ回ってないと性格すごい悪い人とかそんなのかと思ってたし。


「おい!晴海!お前あいつに何されたんだ⁉︎」


「別に何もされてないって……。ただ握手しただけ。」


悠斗も一体何心配してんだろ。


「でも、あいつが自分から女子に話しかけにいくのは初めて見たな」


「どうせ普段は勝手に女の子が鶴岡君によっていってるからじゃない?あと一応いっとくけど僕は男だからね?」


「それぐらいわかってるって…は!」


「え?どしたの?」


「晴海、お前あいつには十分注意するんだぞ!わかったな⁉︎」


「ええ?まあ…はい」


何で?何を注意?

イケメンで爽やか好青年て感じだったけど。さっきはちょっと強く当たりすぎちゃったかもなあ。次からは気をつけよ。


鶴岡君ねぇ………。




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