2.海都は買い物好きにはならない
すこし遅れてしまってすみません。しかも短いです、すみません。その上、グダグダです、すみません!
そのうちすみませんと言わなくなるように頑張ります!!!
「う……ん………」
目が覚めた。外は少しだけ明るいから明け方かな?
「そうだよね…………」
これはやっぱり夢じゃないんだよね、現実なんだよね。そう思った瞬間僕の涙が頬をつたった。
「あ…あれ?……」
自分が泣いてることに動揺しちゃった。涙はずっと流れ続けてる。
「う……うぅ…うぅぅ…」
ついに思いっきり泣いちゃった。僕は小さいころからほとんど泣いたことがなかったのに。
どれぐらい泣いたかわからないけど、かなり泣いてた。
僕は再び全身鏡の前にたってみる。写ってるのは今までの見慣れた僕じゃないどこからどうみても女の子、髪も長くなってるし胸も膨らんでいる………あまり大きいとは言えないかもしれないけどさ……………が、がっかりなんてしてませんよ!僕は男ですし!!!
そんなことを考えていたら何時の間にか泣き止んでいた。それどころか少しだけ笑っちゃったよ。
「もう少し、かな?」
気がつくと窓の外は朝日で照らされていた。
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現在の時刻は午前8時過ぎこまかくいえば8時9分!ってこまかくなくてもいいよね。そんで僕は今何をしてるかというと………朝ごはんを食べてます!昨日の女の人、天野さんが作ってくれました!これがまた美味しい。とても満足です、はい。その料理を作ってくれた天野さんも僕の向かいに座って自分の作った料理を食べている途中。食べ終わったらちゃんと昨日の話の続き聞かないとなぁ……
それまで僕は何をしてようか?ってもTVぐらいしかないからTVをみることに。ん~、やっぱり朝の時間帯じゃニュース番組とかぐらいしかやってないなぁ。でも天野さんも食べ終わったからいろいろ話を聞くとしよう!
「あの~、昨日学校行くって言ってましたけど………」
「ええと………言ったわ!」
忘れてた⁉まさか⁉のんきですな!こっちはいろいろと大変なのに!!!
「僕の通う高校って、」
「私立の梵城学園高等学校よ♪」
え⁉梵城高といえばそれなりの名門校だった気がする。そんなとこに僕が行くのかぁ……
あれ?確か僕の中学時代の友達の1人がその梵城高校に入学するはずだったような………あまり詳しく聞かなかったんだよねぇ………
その友達とは『内田 悠斗』。
僕と悠斗と他の2人くらいで中学のころはよくどっか行ったりしていたんだ。
僕は余りモテないほうだったが悠斗はイケメンで女子からの評判も良かったんだよね………クソッ…
ぼ、僕はだって顔はまぁ、いいほうのはずなんだけど…………いや、それどころか今は美少女じゃないか!負けてないぞ!!!
いや、何を考えてたんだろ……………
「ちなみに貴方のクラスは1-Dよ」
「いやいや、それ言っちゃうんですか」
少しだけ楽しみがなくなったよ…………
「それよりも今日は買い物行くわよ!」
「買い物ってなんですか?」
「洋服よ。ずっとパジャマってのもあれでしょ?」
別に一日中パジャマでも僕は全然構わないんだけどなぁ。
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現在の時刻午後2時半、僕は今は天野さんと今住んでるマンションのわりと近くにあるショッピングモールに来てるんだけど…………
「まだ買うんですかぁ~?」
すでにもう10着以上は買ってる。疲れた。重い。この体になってから体力落ちたのかな?すぐ疲れちゃうよ…………
「まだ肝心なものを買ってないでしょ?」
「なんですか?もう帰りたいです………」
そうすると天野さんは黙って指さした。指した方向を見ると………下着か、下着⁉
「え、まさか下着ですか?」
「もちろんよ一応今着てるのはあるけどそれ洗濯にだしたら貴方、ノーブラノーパンで出歩くことになるよ?」
めんどくさいなぁ、でもさすがにノーパンってのはね…………でもあの店はいるのはちょっと気がひけるなぁ。
まぁ、その後結局下着の店につれて行かれました。ただし自分じゃ選んでないよ⁉選んでもらったよ⁉でも、僕はあの人がどんなの選んだかわかんない…………
そういえば紐みたいなの持ってたような………気のせいにしとこ。
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「ふぅ、疲れたわね~」
疲れてんのはこっちだよ…………
散々歩かされたんだから。
「はぁ………」
「そんなため息つかないで、女の子生活をエンジョイしてちょうだい♪」
できるか!できるわけないでしょ!!!そもそもできたらすごいよ!!尊敬するよ!!!
「ご飯も奢ってあげたし、これって最高じゃない♪」
なにいってんだこの人。やっぱりちょっと変なのかな?
そんなことを思っている僕をよそに天野さんはずっとご機嫌であった。
結局この日はずっとショッピングモールに居たと言っても過言ではない。もう寝たい。
「ささ、お風呂入ってー。女の子が不潔じゃダメよ♪」
お風呂⁉お風呂というのはあれですか、つまり僕は裸になるということですよね?ちょっとそれまずいんじゃ………ってこれは僕の体だったか。ハハ…………
すっかり眠気がなくなってしまった。
するする服と下着をぬぐ僕。なんか自分の裸なんて別に見ようと思わないもんだよね。
「ささ、入って!洗い方とか教えてあげるから!」
「体洗うくらい自分でもできますよ!」
「貴方女の子なんだから男の子のときと同じ洗い方じゃだめよ!女の子の洗い方を教えてあげるわ♪」
違うもんなのかなぁ…………
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洗い方とか教えてもらってたらすんごい時間かかっちゃったし…………
てか、お風呂だけでこんなに時間かかるものなの⁉これをこれから毎日かぁ、めんどくさい。
って、天野さんがいない。
「あれ?天野さーん!上がりましたよー!」
そう声かけるも返事はないなぁ。まぁ、一応ブラジャーとかの着け方も教わったし、その辺は天野さんいなくても平気だけど…………
何かあったのかな?
僕は急いでリビングに向かった。
「なんだ、よかったぁ………」
リビングのテーブルには天野さんの手紙がおいてある。内容は『もう帰る時間だからまた明日ね♪』的なかんじ。
「ふぁ……僕も寝ようっと……………」
自分の部屋に入ってベッドに入ると僕はすぐ寝てしまった。
入学式まであと、1週間ちょっと……か…………