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これからの僕(私)  作者: 阿部いりまさ
これからの僕(私)〜本編〜
21/64

20.晴海達は遊びに行く

どうも!阿部いりまさです!

この話も記念すべき20話に到達しました!ここまで続けられたのも読者さんのおかげだと僕は思っています!

ありがとうございます!!!

それともう一つ、まだ物語を終わらせる気はありませんのでこれからもよろしくお願いします!





「というわけでして……」


僕が昔男の子だったことを榎田さんに知られた翌日、僕は学校の会議室で天野さんと話していた。


「ということは今回は自分からじゃないってこと?」


「は、はいっ。そうです………」


もともと自分が男の子であることはトップシークレットと言われてたんだけど、悠斗に再会したときは自分からバラしてしまったとのことでかなり叱られたけど………。


「じゃあ、しょうがないわね。榎田さんって娘にはちゃんと口止めさせておかないとっ」


ふう、どうやら今回は許してくれるみたいっ!良かったあ………。


「それじゃあ僕は授業あるんでっ」


「ええ。今後はくれぐれも気をつけてっ♪」


何か怖い………。

僕はその言葉に「はーい」と返事して会議室を出ようとしたときに天野さんが、


「あの子はばれないようにしっかりやってるのにね………」


天野さんが何か言った気がするけど良く聞こえないやっ。



******



「ねえねえ晴海ちゃん!」


「どしたの?」


「遊びに行こうよっ!」



今日の授業が終わったとき、咲ちゃんに遊びのお誘いを受けたっ。


「え?俺らも行きたい」


「ひゃっ!」


教室の窓から悠斗の顔がでてきたっ⁉

もうっ、ほんとにびっくりするからなるべくそういうのはやめて欲しいんだけどな……。


「どうする?咲ちゃん?」


「うんっ。私は全然構わないよ?」


「よっしゃー!」


遊びに行くだけなのにそこまで盛り上がるものなのかねえ……。でも僕が男の子の頃は女の子と遊びにいくなんて中々嬉しかったし、そういうもんかな?やっぱり。

それにしてもさすが咲ちゃん。心が宇宙のように広いっ!それは広すぎかな?

あ、でも伶奈ちゃんの了解も得ないとまずいような気がするんだけど……。


「私も全然いいよーっ!」


どっからでてきたんだろ……。

何時の間に………。

多分伶奈ちゃんみたいな娘が神出鬼没って言うんだろうなあ。


「それで、何処に行くんだ?」


筒井君が咲ちゃんに質問する。そういえば僕も何処に行くか聞いてなかったっけ。


「えーっと、とりあえず……どうしよっか」


考えてなかったの⁉

じゃあ、何処に行けばいいのっ⁉


「ふっふっふ。俺にお任せあれ」


悠斗が自信満々にいうけど、それ全然かっこ良くないよっ。

でも悠斗は結構遊べる場所を知ってたりするので何処に行くかは悠斗に任せていいかなっ。


「それで何処にいくの?」


「まあまあ、落ち着けよ晴海。俺についてくればわかるから」


「いーやっ!悠斗には任せられん。俺についてきてくれっ!」


おっと、筒井君が納得いかないみたい。


「何だと、圭吾!お前は黙って俺についてくればいいんだよっ!」


「悠斗じゃろくでもないところしかいけないだろが!」


この2人、なんかちょっと不安……。



******



「ここって………」


結局あの後、しばらく言いあいになってたので咲ちゃんが「じゃんけんで決めれば?」と呆れながら提案した。

そんで結局、じゃんけんは悠斗が勝ってまずは悠斗の言う遊ぶ場所にきたのだけれど、


「ゲーセン、だね」


「その通り!やっぱり高校生の遊び場といったらゲーセンだろっ?いろんなゲームあるし、ここは休憩するところもあるから疲れたら休めるしなっ!」


なるほど。しかしゲーセンっていつぐらいから行ってないんだろう?多分最後に行ったのは中学2年のときとかその辺だと思う。

今日ゲーセンで遊ぶとしたら1年ぶりぐらいってことになるんだよねっ、そうなると。

しかし、


「ゲーセンって、わりと普通なんだね。内田君」


伶奈ちゃん…いい娘だけど思ったことすぐに口にするのは……でもそれも素直ってことでプラスポイントではあるかも。

ありゃありゃ、悠斗が今の一言でダメージ受けたみたいです。


「わ、私はちょっと入りずらいかも……。今までゲームセンターきたことないし…」


続いて咲ちゃんの追い打ちでさらにダメージを受ける悠斗っ!!

悠斗はかなりのダメージをおったようだねっ。

悠斗は「そんなあ…」と肩を落としている。残念でした。


「だから言ったんだ。悠斗じゃあてになんないってな!」


「な、なにぃ⁉圭吾きさまっ!」


「というわけで今度は俺が提案するよっ!」


悠斗の言葉を華麗にスルーする筒井君。スルースキル高いんだねっ。

筒井君は何処に行こうって提案するんだろう………。


「じゃあ筒井君は何処がいいと思う?」


「やっぱりボウリングでしょう!」


ボウリングかあ。

確かにいいかもっ⁉

実は僕はボウリングはなかなか得意な部類にはいるから、負けない自信はあるよっ!

だってゲームでは230というスコアをたたき出したからねっ!!!


「でもボウリングって5人でできたっけ?」


あ、そういえば確かに、5人でやってる人たち見たことない気がする……。多くて4人とかの場合が多いよねっ、確か。


「その点はご心配無用!俺のいってるところは5人まで同じレーンでできるから」


「それじゃあボウリングにいこっか!」


伶奈ちゃんの言葉に続いてみんなで「おおー!」と言う。…………若干テンションの低いのが混ざってるけど…。


「ところで何処にボウリング場あるの?」


「この近くの駅から2駅離れた駅の近くのところあるよっ」


おお、結構近いっ!


「よし!じゃあ出発ー!」


「おおー!」とまたみんなで言う。………よしっテンションの低い人はいなくなったみたいだねっ!悠斗も楽しめるよっ!きっと!!



さてさて!

ゲームで鍛えた僕のボウリングの腕前、たっぷり見せてやるぞーっ!!!







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