13.晴海と悠斗はパスタを食す
ども!阿部いりまさです。今回は頑張って一日にもう一つ投稿させていただきました!
ぜひ、最後まで!
「結構おしゃれだね」
ここはイタリアンレストラン「イガータ」、散々な休日を過ごした僕は中学からの友達、悠斗に誘われてたった今ついたんだよっ。
しかし、変な名前。
「よし、中に入ろうぜ」
「うん」
カラン
おお、中もかなりおしゃれな感じだなぁ。
それにいい匂いもする!もっとお腹すいてきちゃったよ!
あ、店員さんがきた、
「2名様でよろしいでしょうか?」
「はい、そうです」
「では、こちらにどうぞ」
そういって店員さんはニッコリと笑って僕と悠斗を窓際の席に案内してくれた。
どっこいしょっと、ふぅー、ああ、お腹すいたよっ!早くパスタか何か食べたいよっ。
「ご注文がお決まりになりましたらお呼びください」
そういって店員はペコリとお辞儀すると厨房かな?厨房のほうへと歩いていった。
でも、綺麗な人だったなぁ。
「さーて何を食うかな…」
「あ、僕も…」
メニューを開いてみると、おお、1番最初のページにパスタが。いやいや、落ち着こう、他のも一応見ておかないと。
うーん、しかしどれもこれも結構いいお値段、少し多めにお金持ってきて良かったよ。
「俺はミートソースパスタでいいや」
「あ、僕もそれ」
「おう、すみませーん!」
注文が決まったんで悠斗が店員さんを呼んでくれたんだけど、
「は、はひ!ご、ご注文をどどどぞ!」
な、何かえらく緊張してるみたい。さっきの店員さんはかなり落ち着いて対応してくれて何かお姉さんタイプって感じだけど、今の店員さんはいわゆるドジっ子タイプかな。
なんか親近感わくな…。
「そ、それではご注文を確認させていただきまふ!え、えーとミートソースパスタが4つでよろしいでしょか⁉」
「「え?」」
僕と悠斗は同時に声をあげる。
「い、いや!2つです!」
すかさず僕が訂正する。
「え、あ、えと、す、すみません!」
そう言うとドジっ子な店員さんは厨房のほうに走っていっちゃった。ちゃんと注文覚えといてくれたかな……なんかちょっと心配。
「あーゆうドジっ子も悪くはないな」
な、何をいってるんだ悠斗っ!
いつものイケメン悠斗じゃない気がする!
「そ、そう、かなー…」
僕がチラリと悠斗が指差した方向をみるとさっきのドジっ子店員が他の客の顔面にピザをおみまいしたところであった。
ほんとにああいう娘っているんだね。
「僕とかのときは顔にかけられたくはないけど」
「そりゃそうだろ」
10分から20分くらい悠斗と話してたら僕たちの頼んだパスタがきた。
う~ん、早いのやら遅いのやら。
でも、
「おお、確かに美味しそうだね!」
「うまいに決まってるさ。なにしろ俺のオススメだしな」
いただきますと僕は手を合わせていった後、フォークを持ってそのフォークでパスタをくるくるとまいた。まいたパスタを口に運ぶ。
「美味しい………」
美味しいよっ!これ美味しいよっ!!!
「だろ?」
「うん。ほんとに美味しいよ!」
パクリ、パクリとパスタをフォークにまいて食べていると案外すぐになくなってしまった。
「ごちそうさま…」
「はあ、うまかった」
以外と悠斗もいい仕事するなあ。
近くにこんなにいいお店があったなんて、でもお店の名前はどうにかできないのかな………
お会計をすまして僕と悠斗はお店をでた。
「あー、以外と腹いっぱいになるよなあ」
「そうだね~」
あ、悠斗にお礼いっとかないと。
「あ、あの……悠斗」
「ん?どした?」
「今日はありがと。悠斗とご飯食べれて良かったよ!」
あれ?なんか僕間違ったかな?悠斗固まっちゃったよ。
「あ、ごめん。ああ、よろこんでくれて良かったわ」
「どうしたの?悠斗」
「な、なんでもないって。早く帰ろうぜ」
ん?なんかそっけないな……
なんか変な事いったかな…………
しばらくして僕と悠斗はマンションの前についた。
「それじゃあね。悠斗。今日はありがとね!」
「ああ、また明日な!」
そういって悠斗と別れて玄関前にきた。
「えーっと鍵、鍵」
あ、あった!
ガチャ
「おかえり晴海ちゃーん♪」
こ、この声は、
「あ、天野さん!?」
なんで天野さんが!?
疲れたのに、これはうるさくなるなぁ……
「晴海ちゃんひどーい!なんで無視するの~」
う、うるさい…………明日学校だし、さっさと寝てしまおう。