そして、最後に…
女
「絶対男の妄想!」
男
「ああそう」
女
「そうよ」
男
「今の君と僕は?」
女
「……(笑)」
僕がその後、アドレスを打ち間違えてメール送信に失敗しそれに気づかなかったとか、そのあとよく見たら間違いに気づいてもう一度送信したら彼女にメールが届いたとか、好きか嫌いかと言われたら好きみたいな女心に振り回されたとか、女心はわからないと叫びたくなったとか……
云々あったけど、細かいことはいいだろう。
その後、僕たち2人がどうなったのか?
ご想像にお任せしたい。
とりあえず今言いたいのは、初めてというのは少なからず痛みや苦しみを伴うわけで…
アーダコーダ言ってるその時間が大切で…
恋愛で言えば、そのはじめの一歩を越えた前と後では見える景色が違う。押し方と引き方がわからなくて四苦八苦した苦い経験とか…
好きからくる感情のやり場に困ってしまったり…
でもどうしても人間って者は過ぎた景色忘れてしまうもので…
どんな始まりや終わりであれ…一番根っこの部分は忘れてしまいがちなんじゃないだろうか?童心を忘れてしまうのは哀しい気もするし…
勇敢に一歩踏みだし
『初心忘れるなんちゃらだ』
なんて高橋先輩みたいに説教じみたことを思ってしまう今の僕だったりする。
女
「ね~早く行こうよ」
カノジョが呼んでる。
ああ、僕のカノジョを紹介しましょう?えっ?ノロケ話は聞きたくない。
そうですよね。
女
「はやくしてよ」
男
「はいはいわかったよ…うるさい人ですよ全く~
まあとりあえずこれからの人も、進行形の人も、悩みもがいている人も、どうか忘れないで思い出してみてください。心にしまってあるあなたの大切なブ…」
女
「結局さあ~それが言いたかったんでしょ?」
男
「はははっまあそうですね(笑)」
『BRAVE SOMEDAY』を!
女
「今日は天気が良くてデート日よりよね~」
男
「そうだね(喜笑)」
青い春を忘れずに…
今よりもっと幸せになれますように…
僕は願いたい
おしまい
物語はこれで終わりです。あくまで「僕」の視点で読んで貰いたかったので主人公に名前はありません。
書いてみて最終的に読み手を置いてしまった独りよがりの恋愛論みたいになってしまいました(笑)最悪ですね…反省してます。でも少しだけでも最悪な部分が自分に残っている時がある、そんな感じが伝わったらと思います。
頭の中でこんな理想の結末もあって良い気がしたんだとおもいます。読者の方のご想像にお任せします。
最後まで読んでくれた方ありがとうございました。
よろしければ他の作品もろとも、これからもよろしくお願い致します。
ありがとうございましたm(_ _)m