43話「一応あれでも女の子だから(玲奈)サイテー(ルミ)」
陸が真緒に向かってドロップキックを食らわせたあと、陸は玲奈……母親に呼び出しを食らった。
「陸……」
「……」
陸は母親の呼び掛けに完全に無視をしていた。
「たしかに、今までの話の中でドロップキックしたいのは十分わかるの……でも相手は女の子なのよ」
陸はその言葉を聞いて口を開いた。
「わかってる……でもアレ(真緒)は女の子の皮を被った22歳オッサンだったし……」
陸は玲奈に向かって言い訳を言った。たしかに、アレはほんとに中身オッサンだからこそ、顔面ドロップキックできる。瑠美や美来だったら絶対やらない。
「それでも一応、この世界では女の子だから……」
玲奈は我慢してと言おうとしたが、廊下から物音が聞こえた。
「何してんの!サイテー」(真白)
「陸が怒られるとかアンタのせいでしょ!」(瑠美)
「ほんとに次は沈めきってあげる(ニコニコ)」(美来)
玲奈は真緒が女子達に言葉のリンチされている現場を発見した。
真緒は3人の圧に怯えきって、隅に縮こまっていた。
ほんとに原作者……なの……?
玲奈はそう思いながら、りくの方に向き帰った。
「今後、アレがそういうことしたら女の子達に任せなさい!何とかなるわ!」
玲奈はそう陸に伝えると、陸はわからなそうな顔で頷いた。
ーー
母親からの説教が終わり、陸が廊下を歩いていた。そんな中、陸は独り言を呟きながら、歩いていた。
「あのクソ原作者(真緒)……一体何を考えてるんだよ……もう俺のメンタルは持ちそうにないっつうの……」
りくの本心だった。




