29話「足湯初めてなんだよねぇ(美来)合流☆(真緒)もう疲れた…(陸)」
「私足湯とか初めてなんだよねぇ」
「それに魚いるやつもあるね〜」
美来と真白は足湯、ドクターフィッシュに目を輝かせていた。
「ドクターフィッシュとは、さすが温泉街!」
あ、千鶴子もはしゃいでる……。え!?私なんか仲間はずれ感ない!?(瑠美)そんな事……多分ないかな☆(真緒)だから心の中に入って来ないでよ!!!(瑠美)
「瑠美?入らないの?」
真緒との心の中で喧嘩していると、真白たちはもう足湯に入っていた。
瑠美は苦笑いしながら足湯に足を入れた。が、
「きゃァ!!」
なにかが、足を触った。瑠美は驚いて声を上げてしまった。
「何おどろいてるんだい?これは角質だべてくれる魚だよ?」
千鶴子が丁寧に教えてくれたが、瑠美はまだ驚いていた。自分はドクターフィッシュのいない湯に入ったと思ったからだ。
これ全部、原作者のせいだから!(瑠美)わーひどーい☆?(真緒)うるさい!(瑠美)
「てかドクターフィッシュってお湯に入っても大丈夫なの?」
美来は疑問な顔をしながら、ドクターフィッシュを見ていた。すると後ろから、
「そーれーはーねー☆」
この声を聞いた途端、全員後ろを振り返った。振り返ざるよべなかった。
「ドクターフィッシュはね〜30度くらいが適温らしいよ〜☆」
目の前にはアザだらけの真緒、浴衣で温泉まんじゅうを両手で頬張っている、ルンルンの紗良、精神的に疲れ切っている陸の姿があった。何があったの!?
「まぁ、色々……あったよ……マジで……」
陸の言葉で真緒、紗良以外の全員が納得してしまった。
「瑠美……俺の代わりにツッコミありがとな……はぁ……」
陸は主人公代行していた瑠美にお礼を言った。