1-3 『王と神威者』
誤字脱字、下手な文の構成にはなってると思いますが、大目に見てくれたら幸いです。((*_ _))ペコリ
やっと王宮に着いた人。光と優輝の2人は酔いつぶれそうになりながらも、ラミは普通に2人を抱え王宮に入った。
どうやら王宮は3重構造の門になっているらしく1つ目の門の中はいかにも皇族らしい亜人しかいなかった。外にいたところよりも栄えてるような気がした。
「これが王宮…」
不調に言う光。
不調でもすげぇと見渡す優輝。
「ところでなんだけどそろそろ降りてもらっていい?」
そういうラミに恥ずかしくなりながらも放してもらって、すぐに立った。
バッジを上げるために行く3人神威者はまだいいが、2人を知らない亜人しかいない貴族からした謎に見ている。
──やべぇ、ここで人間ばれたら殺される奴だ。つーかなんで人間こんな嫌われてるんだ。
そう光は思いながらみんなとともに王宮の2つ目の門のへと入るのだった。
そこは騎士しかいなくどれも強そうな見た目をしていた。亜人もいれば妖怪のような人物もいた。
そう思っているうちに、
「おーい!」
っとこちらを見て走ってくる騎士がいた。
「あーあの人がここの騎士の団長だわね」
身長は180cmくらいだろう。中身はわからないがヨーロッパ騎兵が使いそうな甲冑をかぶっていた。
ラミはどうせわからないだろうという目をしながら団長の紹介をした。
「彼は団長のアラスタよ」
「初めまして、お2人とも、名前を伺ってもよろしいですか?」
ここまで丁寧な言葉言われたことないなと思いながら2人は答えた。
「菅原秀光」
「島田優輝」
「みなさんどうかよろしくお願いします。」
ここまで丁寧な言葉を言われたことない2人からしたら、逆に違和感を覚える2人であった。
ラミが口を開いた
「ねぇアラスタ。騎士バッジを渡しにきたんだけど1回この2人にやってみない?」
「いやなにいっちゃてんの?」
光は言った。
「だって2人ともニートらしくて何かしら希望を与えておかないとなぁと思って。」
「余計なお世話だっつーの」
光は言った。
「まぁ確かに僕らに資格なんてないですからね。」
続けて優輝も言うが
団長はバッジをとりだし2人に言った。
「これを掌に載せてみてください、どうなるか私も気になりました。」
2人は仕方なくバッジを掌に載せた
やはり何も反応は起きなかった。
「なんもねぇぞ」
光は言ったが周りの騎士たちがみんな2人を見ている。
「な、なんだよ!」
その瞬間、光の掌が真っ赤に光っていた。
同時に優輝のは真っ青に光っていた。
一同はそれを見て驚いていたのだ。
「あたしは勘づいていたわよ。」
続けてラミは言う
「でも、まさか本当にこうなるとは思わなかったけどね」
──俺も優輝同じことを思った。絶対めんどくさくなると。
団長が話しかけてきた。
「菅原さん。もしよろしければ、王国のために入団されてはどうでしょうか?
島田さんには神威者としての手当はさせていただきます。」
──俺は悩んだ。こういうときのアニメがどうなるかを真剣に考えた。
そう悩んでいる時、空気が重くなるほどの覇気を後ろから感じた。
俺も優輝も後ろを振り返った。
とても大きな何かが門から近づいてくる。
騎士たちはみんなその何かに跪いていた。
団長がそいつに駆け寄った。
「インドラ王。今日はどのようなご用件で。」
インドラ王といわれているそいつは、羊のような顔をしており、力士なのではと疑うほどの筋肉をしていた。 全身はおそらく毛で白い毛で覆われている。そして他の騎士たちとは違う傷だからけの装備をしており、その顔はまるでいつでも死ぬ覚悟があるかのような顔立ちをしていた。
インドラ王が話した
「いや、たまたま外を出歩いていたら騎士バッジが輝いてるのが見えてな、それで見に来たわけだ」
そう言うとさっきとは全く違う人になったかのように、優しい笑顔になった。
「お久しぶりですね。インドラ王」
ラミが笑顔でインドラ王に近づいた。
「誰かと思えば神威者のメンバーではないか。こんなところにどうしたのかね?」
優しそうに語るインドラ王
「盗まれた騎士バッジを回収し、それを返しに来ました。」
なぜだか不穏な空気になってきた。
──王が俺に近づく、ここで人間だとばれたら殺される気しかしない。
「この子の名前はなんだ?」
団長に尋ねた。
「その方は最高幹部に相応しいであろうお方、菅原秀光です。」
「うむ、でこっちの子の名前はなんだ?」
「はい、その方は神威者に相応しいお方島田優輝です。」
──質問が終わったインドラ王が俺に近づいてきた
「君、なんの魔法が得意なんだい?」
魔法なんて何も知らない俺は正直なことを言うしかなかった。
「魔法は使えねぇ。」
──俺の言い方に驚いたのか騎士たちはみんな表情を青くさせていた。
「ふーん、じゃあそっちの君はどんな祝福を持っているのかな?」
そう言い優輝を指さした。
優輝もただ素直に答えるしかなかった。
「僕もまだ使えてません」
そういうとインドラ王はため息をつきながら王宮のさらに奥へ消えていった。
しばらくの間に騎士たちが起き上がってさっきのような和やかな空気が戻ってきた。
「あんたよくインドラ王にため口で話したわね」
──そう言いながらラミは笑いながら、俺のことを見ていた。
「菅原さん、いくら最高幹部に相応しいであろうお方だからといって、王に対しては失礼すぎると思います。」
少し疑問になりながら説教してくる団長
それと同時に神威者だとわかった優輝は一瞬にしてみんなに噂されている。
「あなたたち気に入ったわ。もしよかったら私の屋敷、プリドーナ城にこない?」
笑顔をしながら話すラミ。
「え?なんか唐突すぎません?」
「あなたたちのことをもう少し知りたいの。あなたたちの今の状況と態度次第なら住ませてあげてもいいわ。」
俺と優輝はワクワクになりながら2人で行くことに決めた。
いかがでしたでしょうか。もし何か不満や、感想、意見などありました言ってください。今後の物語を書くための補助にさせてもらいます!