最後の抵抗
久しぶりの投稿になります
申し訳ないです
ちょっと、忙しくて
「裁きの時間です、ジルワール」
氷の十字架に磔にされたジルワールに向かってバーンレシアが迫っていく。
家族を殺され……国をめちゃくちゃにされ……それでも尚、凛として王族として相応しくあろうとする姿勢、カッコイイな。
「このワシを殺すのか!?この国の王になるワシを!そこのガキども!ワシを助けろ!金ならいくらでもやる!」
「なし」
「ないですね」
「ねぇな」
「なしなのじゃ」
即4人で否定する俺たち。
「なっ!?」
「俺たちは姫様の依頼で来てんだ、あんたを助けるのはねぇな、メリットないし、王にもなってないし、いろいろ無しだな、ムカつくしな」
こいつ助ける位なら姫様助けた方が印象いいだろうしな、専属冒険者的にも、セントラル的にもな。
「どうやら貴方の味方は誰もいないみたいですね、家族の、国の為!死になさい!ジルワール!」
バーンレシアが剣を振りかざし首に向けて振り下ろそうとした瞬間。
「まて!ワシを殺すとこの国が滅びるぞ!」
ん?なんだって?
剣を銃で受け止め、ジルワールを睨みつける。
「どう言う事だ?」
ジルワールに問いかける。
場合によってはかなりめんどくさいな。
「フフフ、ははは!ワシの左胸には呪具がはめ込まれておる!ワシが死ねば発動するぞ!」
死亡時に発動する何かか……
効果次第だが、国が滅ぶ程……爆発?死の煙とか?
あるいは……
「何が起こるんだ?」
「スタンピードだ、フフフ……この国にはダンジョンは無いが周りにはモンスターが沢山おる!それが一斉にここに向かって来るのだ、数百……多ければ数千だ!貴様らではどうこうすることは出来んだろ!勇者はワシの駒だしな!」
スタンピードか……
ダンジョンはこの国にはない……なら後続は無い、来たやつらを殺すだけか……
ん?
「ジルワール……貴方、よくもそんな卑怯な手ばかり……」
「バーンレシア様、ちょっと聞きたいんですがこの国の周りに出るモンスターはどんなやつが居ますか?」
「はっ……?い、いえ、周りに居るのはゴブリンやオーク、角うさぎ等ですね、強くてもオーガが稀に出てくるくらいかと、それがどうかされましたか?」
オーガ以下が数百から数千……
あれ?これって割と簡単じゃね?
と、なると、周りを壁で囲んでからやれば……
あっ、いけるわこれ。
「バーンレシア様、こいつ殺して良いですよ、問題ありませんでした」
「「はっ……?」」
2人してポカンとした顔をして俺たちを見ている
「問題ありませんと、レイン様が申しましたが?何か?」
「まぁそれくらいなら兄ちゃんなら問題ないな」
「問題ないのじゃ……わしも少し位楽しみたいのじゃ」
まぁウルナは全然何もやれてないから、もうちょっとくらい遊びたいんだろうな……
「な、何をいいおる!数千のモンスターじゃぞ!貴様ら如きにそんな事が!」
「出来ると言っているんだよ、俺たちならな」
そう……俺達ならな。
「フッ……フフフ!レインが出来ると言っているなら、私は信じましょう!心置き無く貴方を殺しましょう……フフフフフ……」
「ま、まて!許せ!たすけ……」
ゆらりと剣を構え……振り下ろし、首をはねるバーンレシア
死んだジルワールの身体から黒い煙が上がり始め、上空に広がり始め……
黒い雨が降った
とうとう死んだジルワール
黒い雨がー




