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神との約束を果たすために"異世界"を股にかける大冒険  作者: 雪丸大福
5章 冒険者生活 ミゼリア王国編
70/75

最後の5分

本気の勇者との戦いが始まる……

「限界突破!!」


勇者がそう言った瞬間、勇者からのプレッシャーが増した。

明らかに強くなった…

限界突破と言っていた、ならステータスを上げる能力か?

そう考えていた瞬間に………


剣が目前にまで迫っていた。


「危な!」


ルリが下から上に剣を多少逸らしてくれて助かった……

なんとか下方向には回避出来たが……


「兄ちゃんやべぇよ、速度もだけど……さっきより攻撃力が上がってる……ちょっと片手痺れてる」


マジか!

ちょっと剣を弾いただけだぞ!

ルリの攻撃力でも差があるのか……

まともに受けていられないぞ!


「ふぅ……集中……」


息を整え……

狙い撃つ!


「すごいな!君達は、限界突破を使った状態で捉えられるとは思わなかった……」


素直に感心している勇者。

行動と言動が合ってないけどな!

喋ってる間に5回!斬ってきたぞ!

横からの斬撃を躱し……上段からの攻撃はルリが逸らし、突きはセルフィが弾き、隙を見つけては銃撃を何発も撃ちまくっているが……

当たらない……

かすりもしない、この状態が続くとまずいな……


「仕方ない……もう時間もない事だし……そろそろ本番に行きますか!行くぞ!セルフィ!ルリ!」

「はい!」

「おうよ!」


初めに決めていた作戦の1つ。

終わりがけに使う作戦だ、狙いは先ず……あのクソ大臣!


3発の銃弾をお見舞する。

1発だけ足に辺り、2発は勇者に防がれる


「痛いぃぃぃぃ!何をしている勇者!ワシを守れ!」


まぁ!

そう来るよね!

それが狙いなんだけど!


「ルリ!溜めろ!」

「おう!」


ルリが2本の大剣を1つに合わせ、溜めの動作に入る。

今のルリが放てる最大火力の技、ただし、隙だらけになるからな。

その間、攻撃されたらまずい……が!勇者は今大臣の守りに入っている!

攻撃は来ない!

動こうとしても大臣を攻撃するから、邪魔だろうな!


「セルフィ!5カウント!」

「かしこまりました!」


セルフィが勇者の目の前に現れ攻撃する。


三散華(さざんか)!」


土魔法で足を強化したセルフィの3段蹴り。

下から抉り込むように蹴り上げる!

セルフィが手で4とルリに出す。


「アイシクルフィールド、バレット、バースト!」


勇者が飛ばされた所には俺の罠!

空間をアイシクルフィールドで一時的に凍らせ、留める。

勇者を中心に2メートル程……

勇者目掛けて弾丸が四方八方から一斉に襲いかかる!

アイシクルフィールドに勇者を留め、外側から撃ち込んだ弾丸が、バーストの合図と共に、中心へと押し寄せる。

普通の奴ならこれで倒れるが、勇者相手はこの程度じゃダメだ!


俺がルリに手で3と出す


鷹爪(ようそう)崩落脚(ほうらくきゃく)!」


セルフィが上空から土魔法で岩固めた脚でかかと落としをする。

カウント2


「くっ……重い!」


勇者が咄嗟に剣でガードする。


「ガラ空きだぜ、勇者、ゼロ距離射撃……」

勇者の腹部に2丁4つの銃口をピタリとくっつけ。


「アイシクルブラスターーーー!」


渾身の砲撃をぶち込む。


俺の今の最大火力魔法。


氷の魔法を閉じ込めた弾丸を左右それぞれ4つ使い、更に上級魔法、ブリザードを発動待機状態にして、右の銃、ブラックを実弾、左の銃、ホワイトから魔力弾、を同時に連写して撃ち込む技。

全部の弾丸を一瞬で撃ち込むから消耗が激しいが、かなりの威力が期待できる。


「カハッ……これは……かなり効くね……」

カウント1


まだだ!

これで倒せてたら苦労はしない!


「セルフィオーネ!」

「レイン様!」


「「双破乱舞(そうはらんぶ)」」


勇者の左右から俺とセルフィがそれぞれ3発ずつ殴り。

そして背中を2人で蹴り飛ばす。


もちろん方向はルリの方にな!


「ゼロだ!!ヤレ!ルリ!」


「はぁぁぁぁ!極大!破斬剣!」


ルリが2つの大剣を1つにした極大剣、

元々ある大剣2つを魔法と機械で合体させる技。

ルリ程の力が無ければ持つ事すら出来ない剣。

持ち手はそこまで大きくないが、剣がバカでかい。

なんせ横幅だけで1メートル以上はあり、縦3メートル程ある。


「奥義!」

ルリが極大剣を構え。

「はぁぁぁぁ!」

勇者が空中で体制を整え、剣を構える。

剛滅斬(ごうめつざん)!!!」

光連斬(こうれんざん)!!」


ルリの極大の一撃と勇者の光速の連撃がぶつかる。





「タイムリミットだ」


勇者の鎧が砕け散る音が響く。





「勇者!!バーンレシアを殺せ!!」





正門前、白い服に身を包んだバーンレシア。


腹から勇者が握っている剣が貫通し、背中から肉片が飛び散る姿がそこにはあった。





「ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛!バーンレシア様ァァァァ!」



勇者の絶叫が…………

辺りに響き渡った…………。

悲しき結末……

バーンレシアを殺してしまった勇者……

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