ミゼリア王国
今回は道中での短めの話になりますー
ミゼリア王国まで後2日程の距離
整備された街道、ミゼリア王国から別の街へ行くための道
そこから人が流れてきている
かなりの数だ
「どうされたんですか?ミゼリア王国の方から来られたようですが?」
「お前さん冒険者かい?やめときな、今王国へ行くのは、もうダメだよ、勇者さんが暴れて…王様が殺されてしまったんだ、ワシらはみんな他の街に逃げているのさ」
なるほどね
分かってはいたが…
かなりの数が逃げ出しているんだな
バーンレシア様は顔を隠して馬車に乗っているが…悲しそうにしているな
逃げ出した人達を見送り、更に道を進む
「気にするなってのは無理だと思うんだけど、どうにもならないよな…」
一方的に奪われ…家族を殺されてるんだ
絶望もするし、怒りもする
恨みの行動力は強いからな
大臣もそんな感じだろうからな
「やはり…許せませんね…大臣め…」
固く結んだ掌から血が滲んでいる
「あまり今興奮しても仕方ありませんよ、その恨みは、大臣を殺す時まで取っておきなさい」
セルフィがバーンレシアの手を包帯で包みながら言う
が、セルフィ…案外怒ってるな…
いつもの口調が少し解けて、なんて言うか
怒ってますよー
みたいな感じに
その時前方から砲弾が直撃したような爆発音が響いた
砂煙の中から見えたのは
豪華な鎧を着た男の人が現れた
「殺してくれ」
ただ一言泣きながら言っていた一言が
耳に残った
なんとここで勇者登場!




