DESCRIPTION
予定していた肉と野菜の回収も終わり、少し早いがギルドにオークの動向が、
おかしい事を伝える為、早々にダンジョンをでた。あとは、ギルドが調べて
処理をするそうだ。おそらく、オークキングが沸いてるだろう。DMは
レイドをさせるつもりなのでは?と予測する。きっと、主人公っぽい人
がなんとかしてくれるだろう。フラグは回避だ。
帰りは来たときと同じく、ラウさんに乗ってモフはや~。
「ガウガウ?」
「手ごたえが無さ過ぎて。」
「ガ、ガ、ガウ~。」
「ええ、慢心はしないわ。」
「ガウ?」
「アザミとノバラから聞いたわ。」
「ガーウ?」
「もちろん参加するわ。」
後で小梅に聞いたら、今度、森で従魔会があって、参加するとの事。
従魔会って・・・。
屋敷に戻り、厨房の冷蔵庫に肉と野菜をおさめ、といあえず解散。
夕食後に呼ばれている。
お風呂に入り、さっぱりして、しばし休憩。
「夕霧、ダンジョンはどうだった?」
「正直、もの足りなかったです。刀の本懐はやはり近接戦闘ですから。
今日はしょうがないと思ってますが、中・遠距離は遠慮したいです。
あと、もっと強い相手と戦いです。」 さすが妖刀。
「そうだね、この身体と魔力量、あと刀術、小梅の神獣化、ちょっと
バランスが悪い。いびつな構成なんだよね。」
夕霧の言う、中・遠距離はデル君とシノさんを魔改造すれば大丈夫かな、
魔力量はボタン先生が、抑える魔導具を作ってくれるからオーケー。
小梅はなあ・・・、どう説明しよう?インドラの話をするとややこしく
なるし、夢の出来事として押し通すしかないか・・。
刀術は当面、封印しよう。剣と短槍はおそらく人並みのはず。
夕霧には申し訳ないけど限定解除にして、ストレス発散はダンジョンで
してもらおう。DMに会えるといいんだけど・・。
30階層より下だったら、誰にも見られないだろうし、光学迷彩が
あれば誰にも見つからずにすむ。
現状まとめとしては、こんな感じかな。急いでデル君とシノさんをなん
とかしよう。
レイさんに呼ばれ夕食へ。BBQもおいしかったけど、夕食もまたうまい。
大満足で夜の戦いに挑む。
リビングにいくと、シュリ夫妻とバート夫妻がいた。
「来たよ。」
「まあ、座れ。聞きたい事がたくさんある。」 とバート叔父さんに促され
みんなの前に座らされる。まるで、面接のようだ。
「まず確認なのだが、カエデは「旅人」になって世界中を旅したいのか?」
「うん、学園を卒業してからだけど、そうしようと思ってるよ。」
「反対はしない。見識を広めるのは大事な事だ。だが、兄上と姉上には
ちゃんと自分で説明するんだ。」
「わかりました。」 それが、一番厄介なんだけどね。
「それと、神獣の件だが説明できるか?」
「長くなるけど、キャロル魔導具店に依頼されて魔石のチャージを
したんだけど、それが結構大変で、時間が掛かると覚悟してたら
夢に女の人が現れて、神獣枠がひとつ余ってるから雷猫になれば
チャージは楽勝よって、小梅もオーケーだったし頼んだんだ。」
「おい、その魔石ってまさか・・。」
「雷龍のだよ。」
「キャロルの奴、何させてんのよ!」
「魔導銃と交換だったんだ。誰がチャージしたのかは、絶対に秘密に
してもらったよ。」
「魔導銃か・・。」
「マリア先生とボタン先生には言ったけど、一人旅の護身の為だよ。」
「なるほど、刀がメインなら、使う奴を見たことはないが理屈には
かなっている。」
「その刀の事だけど、今日ダンジョンで試したんだけど、斬れすぎるんだ
当分、封印しようと思ってるよ。」
「その方がいいだろう、妖刀の扱いは姉上に習ってからにしろ。私達は
カエデの事を、兄上と姉上に頼まれている。だがな、無理にガーネット
の為に働いて欲しいとは思っていない。自由に生きてほしいとさえ
思っている。だから、なんかあったら一言、相談してくれ。」
あれ、なんか目から汗がでそう・・。ありがたい、心置きなくスローライフの
準備ができる。
「ありがとう・・。」
叔父さん達に感謝をしつつ、お願いも忘れない。
「お願いがあるんだ、小梅を連れて神居に行きたい。魔石のチャージのお礼に
両親に会わせる約束をしたんだ。」
「会わせるだけなら、召喚魔法でどうにかなるんじゃないのか?」
「小梅ちゃん、雷猫になって格が上がったから、無理よ。」
「すぐじゃなくていいんだ。4人が見て大丈夫だと合格をもらってからで
いいから、お願いします。」
「う~ん、わかった。その件はこちらで話し合おう。」
「あと、DMを紹介して欲しいんだ。夕霧を封印するけど、IA的な問題が
あるから、人目につかないで使える場所の相談がしたいんだ。かつ、路銀
も貯めたいし。」
「紹介するのは別に構わないが、そもそもDMはしょっちゅう屋敷に来てるぞ。
カエデもすでにあってるしな。」
「えっ、そうなの?」
いろいろ思い返してみる。メイドさん達以外で会った事のある人は・・・
あっ!そういえば庭師の人!いつも軍服を着て作業してるから、僕は「将軍」
と呼んでよく世間話をしていた。妙に話が合ったんだ。
「もしかして、庭師の・・。」
「そうだ、彼がDMのノムさんだ。」
「なんで庭師を?」
「別に頼んではいない。趣味だそうだ。」
「趣味・・・。今度、会ったら聞いてみるよ・」
「まあ、おまえは大丈夫だと思うが、絶対に無理はしない事、勉強もちゃんと
する事、なんかあったら相談する事。」
「わかりました。」
「あと座学も始めるから、明日、執務室にくるように。渡した手帳も忘れるな。」
「了解。」 返事をして自室へ戻る。
4人に感謝。言えてない事もたくさんあるけど、今は勘弁してね。なんか、
いろいろお墨付きも、もらえたし予定を組みなおそう。でも、まずはキャロルに
特攻だ!いけない、その前にバート叔父さんの所だ。
「さて、どう思う?」
「カエデちゃんは、間違いなく天才よ。」
「天才すぎて常識では、測れないわね。」
「スローライフを望む性格でないと、将来、世の中が大変なことになるな。」
「我々は、どう導いたらいい?」
「他の子供達と違って、カエデちゃんには同年代の友達というか、仲間が
いないわ。」
「カエデ自身が、それを望んでない気がするんだがな。刀と魔導銃、それと
神獣。ついでにハイスペックなテント。最初から全て一人でこなす構成だと
思わないか?」
「一人旅を強調していたしね。」
「まだ、隠し事がある?」
「私はそう思う。しかし、こちらから尋ねる事はない。その時がきたら、
カエデから話してくれるだろう。」
「夢に出てきた女性は、おそらくインドラ様よ。」皆うなずく。
「雷龍だし、『雷帝』がらみだろうな。本人はきずいてるんだろうか?」
「おそらく・・だからキャロルに口止めしたんだろうし・・。」
「皇女って、カエデちゃんと同い歳なのよ、それ以外にも同年代には大物の
子息子女がいやっていう位、揃ってるわ。」
「関わるの、嫌だろうな・・・。」
「本人は国に仕える気も、冒険者にもなる気も、武の道、魔導の道にも興味
ないって言ってるわね。中の中が望みらしいわ。」
「兄上達は、今、邪神教と事をかまえているし、下手するとカエデが狙われ
かねない。というか狙われるだろう。」
「そうすっと、カエデに力をつけさせるが、それを隠して平凡に学園生活を
送れる手助けか?」
「難しいが、そうなるな、あと5年あるしじっくり話をしながらだな。」
「私は剣と短槍を教えるわ。カエデちゃんなら皆伝までいけるわよ。」
「私は魔法全般ね。」
「俺は料理とサバイバル法を。」
「最後は私だが、学園で困らない処世術とチャクラムを。」
「「「チャクラム・・・。」」」
「便利なんだぞ・・・。」




