異世界で怪盗団を結成しました!!(最初はこんなイメージでした※同タイトル長編作品とは全く違います)
最初はこんなイメージでした。
※現存している長編作品とはキャラも世界観も全く違います
「おーっほっほっほ! あなたたちの悪事の証拠はバッチリいただきましたわ!」
「なんだとっ。おいっ! 衛兵! なにをしている! この女を捕らえろっ!」
「ざーんねん。みんな夢の中にいるよー」
「お前達には選ばせてやるぞ。痛いのと痛くないの、どっちがいいんだ?」
「くっ。まさか、お前たち、噂の怪盗団か?」
「ご明察! あんたたち、頭いいのに、なんでこんなことしちゃったのかなぁ」
「あぁおそろしいことです。私が神に祈っておきましょう」
「うふふ。仕方ないわ。きっとこの人たち、私たちのファンなのよ。いいわ、あなたたちの期待にこたえて、たぁっぷり可愛がってあげるわよ(ハート)」
「「ぎぃやああぁぁぁ」」
異世界に転移した私は、なんだかわからないまま牢屋に入れられた。
脱獄できたのは、チート能力として一度行ったことのある場所への転移スキルが身についていたから。
でも、脱獄したことで、お尋ね者になってしまった。
ま、「一人どこで○ドア状態」だから、つかまっても逃げればいいんだけどね。
逃げ続けるうちに冤罪仲間が増えていって、一緒に脱獄したり、証拠を集めて冤罪晴らしたりしていたら、いつの間にか『正義の怪盗団』って呼ばれるようになっちゃってたのよね。
どうしてこうなった。
「エリカ様、今回もやりすぎです」
「はい。すみません」
「エリーの今回の役どころが『高飛車な令嬢』だったからねー」
「令嬢は鞭を使わないがな」
「心の底から反省しております」
「普段は空気なのに、役どころで豹変するのは、ほんと興味深いよねぇ」
「自分、(コスプレ)女優ですから」
「大丈夫ですよ。エリカさん。あなたに悪魔がついたらすぐに祓ってあげますからね」
「頼りにしています」
元の世界への鍵を探して異世界を旅して(逃げ回って)いるんだけど、いつになったら戻れるのかなぁ。
「異世界で怪盗団を結成しました!!」
の初期設定は「演技力のある地味子が怪盗技術で異世界を救う!」でした。
(当時、地味だけど演技力のある女子がいる演劇部の現代話を読んでいて、そんな感じの異世界モノが読みたかったから)
どうでもいいけど、現場に出るのは主人公(25)と、
チャラ騎士(20代前半)、
真面目騎士(30代後半)、
天才系魔術師(14歳)、
箱入り天然聖職者(30代前半)、
バックアップしているパトロン的な古き良き貴族(40代後半)なイメージでした。
それぞれと出会う事件を丁寧に書けば、ぶっちゃけ、現存長編よりもこっちの設定の方が普通に面白いかと思います。毎回派手にやらかしているのをご想像でお楽しみください。
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こちらを元にちゃんと文章にしたのが「異世界で怪盗団になったけど、あなたのハートは盗んでません!」です。当社比ではコメディのつもりなのですが。
私の悪いクセでシリアス病がどうしても抜けきらない><。最初イメージしていたのはもっとカラッとしたコメディなので、またどこかでリベンジしたいです。