1章 4話
「だ-か-ら!!泊めてほしい!」
「…」
…本当は、風間のことが好き。だから…一緒にいたい、、、
それに、人がとても恋しい。
「…いいよ。でも晩御飯はまずいかもよ 笑」
「え!!?手づくり?食べれるもの作れよ-!!」
…風間といると、心がおちつく。
「ただいまあ…」
「おじゃまします…」
「私しかいないんだし、いいよ…」
「……そっか。」
風間といると、心がおちつく。
けど、なんかもやもやがとれないような気がする。気分が悪い。自分、どうしたんだろ…。
「…なあ、杉本。」
「…??何?」
「お前さあ…無理に笑うなよ。俺は、お前の自然な笑顔のほうが好きだ。」
「…普通に笑ってたつもりだったんだけど…。」
「お前、泣いたか??」
「……え??」
「あんなことがあったのに、普通でいられる訳ないだろ…??無理せずに、自分の気持ちに素直になれよ。」
―――自分の……気持ち???
本当は…本当は…
すごく泣きたいほど悲しい。
でも、まわりの人に迷惑かけちゃうんじゃないかって思うと……。
「――ぁ…!!風間…??」
…抱きしめられてる???
「…泣きたいときに、泣けよ…」
――ポロッ…
…涙??
「ぁ…ごめん…。なんか勝手に、涙が…。」
「…いいよ。気がすむまで。」
風間の優しさで、私は自分に素直になれた気がする。
「―――ぅう"…ぐすっ……」
涙が止まらなかった。
―――ありがと。風間…。