2章 8話
「……ぇ??」
「さあ…昨日みたいに俺を楽しませてくれ。」
クチュ……
「ん……!!!」
――キス!!?
…嫌……気持ち悪い!!!
「やめてえ!!!」
ドンッ!!
先生はよろめいてしりもちをついた。
私は、それで先生がひるむと思った。
だが私の思いとは逆に、先生はさらに興奮してしまった。
「ははは……。やっぱ少しは嫌がって、抵抗してくれないと おもしろくないな……。」
ガシッ!!
私の両手を、先生は片手でおさえつけた。
「んぁ……や、やめてえー!!」
「叫べ叫べ!!もっと泣きわめけ!!」
――もう嫌だ!!
「ぁあ……あぁあああぁ」
なんでよ……なんで私がこんな目にあわないといけないのよ!!!
「もう……やめて…え!!!」
「何言ってるんだ…。この部屋はお前のためにつくった部屋なんだぞ。」
「………ぇ??」
「この部屋は、お前をいつか監禁できる日が来ることを願ってつくったんだ。」
「な……何言ってるのよ!!」
「お前が中1の時から、お前のことは気に入ってたんだよ。で、この部屋作ったんだ。」
「何……それ……??!気持ち悪い……。やめてよ!!!近寄らないで!!!」
「――――あまりさわぐと、鎖でつなぐぞ??」
…………ダメだ。
先生に抵抗できない。
「…………。」
「やっぱりそのほうがヤりやすいよ。」
………すぐおわる。すぐおわるから…。
大丈夫。1回ぐらい。
もう、風間とはいられない。
そう、強く思った。