2章 6話
……………嘘!!!?
もう帰ってきたの!!?
「………先生……。」
「………どうして逃げるんだい??もう俺ら、身体を交えた仲じゃないか。な???」
ゾワッ……
…嫌………先生が怖い。
………………男の人が怖い!!!!
「………や、やめ……」
「ん??なんだって??……なんで、俺から逃げるんだい…??」
ドンッ!!
私は先生におもいっきり押されてしまった。
「いやあっ!!」
ガシッ!
「さあ……こっちだ。」
また……ベッドに連れていかれる。
「いや……、先生、痛い…。放してぇ…。」
「じゃあ、一人で歩けば…??」
「……わかった、わかったからあ。放してよ。」
私は、ベッドルームに向かった。
「違う。そっちじゃない!!」
ガシッ…
―――痛っ…!!
ズズズ……ズズ…
「ちょっ…ゃ…ぁあ………」
――――ここ???
ここって…鍵がかかっていて
入れなかった部屋……。
「ここ…何、する部屋なの??」
「ここかい??……入ってみればわかるだろ!!!」
ドンッ!!!
「いやあ!!」
―――ガシャン!!!
……鍵?? 鍵かけられたんだ!!
私、ここから出れないの……??
「出してえ!!!いやあぁああぁ!!ここから出してよお!!」
―――風間!!
もしかして、私の家でずっと待ってくれている???
でも私、もう風間に会えないよ……。私、汚れちゃったもん。