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ミロのヴィーナスの美が、解らない~このエッセイの終わりの言葉にかえて

 このエッセイの方向性が、特殊になってきている為に、方向性を整える必要がありますね。こちらのエッセイで描こうと思っていた方向性とも、微妙に変わってきている為に少し悩みましたが、この辺りで、このタイトルのエッセイをここで、完としようと思います。



 **


 ミロのヴィーナスを美と私は思えないことが私は、とても不思議に思います。


 きっと、何か理由があるのだろうと思いますが、それが言語化出来るレベルで、私の中に固まってあるのかというと、そうではないのです。……だから、説明が出来ない。……出来ないのですが、私には、ミロのヴィーナスの美が解りません。


 このエッセイを言葉に落とすのなら、そういったことなのだろうと思います。


 **


 書きたいものと書いたものの開きは、ミロのヴィーナスの失われた腕のようなものに思います。


 失ったことが形にある。


 ……それなら、その失ったものはずっと失ったままでいる方が美しいと思われる方は、必ずいらっしゃるでしょう。


 像としてはその失われた状態が果たして未完成なのかという問題もあります。


 失われた状態を含めて、その作品の美だと位置づけるのなら、寧ろそれは、失われたままでいることの方が幸福であるのではないのか。


 それは、何を意味すると思いますか?


 何も入っていない箱を箱で閉じ込めて、その内側に何が入っているのかと、抉るという形そのものが、そこにある”完成美”であるというのなら、それは、箱の中身を見てはならないということになるのだと思います。


 そして、箱の中は、もしかしたら、美しくないものが入っているのかもしれない。だとしたら、どうなりますか?結局は、箱に何か入っていようとも、何も入っていなくとも、私は、きっと、何かしらの落胆を覚えるのでしょう。



 つまりは、


 私の想像が、ちっぽけなことに気づく瞬間とは、それほどまでに恐ろしい。


 ……けれども、別の視点もあります。


 ……そう、人は、心の中の容量も、心の広がりも、感性の向きも、いくらでも、変化する”未知の可能性を秘めているわけです”それは、”自らの妄執を割らなければ、自らの小ささから、抜け出すことは出来ない”わけです。


 だからこそ、傷が良くないとは言えない。


 そして、心の成長は、どのようなベクトルに向かおうとも、最終的に、その方自身が選び取るものであり、他者がその選択を奪ってよいことにはならないのだと思います。


 ……ややこしい話になりました。


 申し訳ありません。……これで、このエッセイのタイトルの内容を終わりとさせて頂きます。


 失礼致します。


 


 



 


 

 2018/02/19 4:07 完結と致します。


 ※このような作品を最後まで読んで下さり、誠に有難う御座いました。


 ※沢山の感謝を。


 失礼致します。

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