知 恵 至 伝
序章 尽きぬ疑問 晴れない謎
1つの事に気付き、知る事で分かる。 どれだけ恵まれていたのかを。
なぜ散りゆくのが分かっているのに存在するのか? 答えは「知る」為。
世に存在する全てが伝えてくれる。上も下も無い事を。
生と死とは「知る」事を「伝える」事。それは死が平等に「全て」の命に「有る」ので分かる。
1番の問題は「残り時間」が全て「不平等」である事に尽きる。
知性を持つ全ての存在の「持ち時間」が完全に「同じ」ならば「不平等」は成立しない。
皆が等しく、同日に「散る」のだから。
これは 自我が目覚めてから、「死」を1番最初に「見た」者からの「伝言」。
この世は「作り物」であり、先に全てを知った命からの「恵み」に溢れた場所だと言う事。
生命の全てが語ってくれている。「あなたにはまだやる事がある」と。
毎日 目覚める度に強く思う。「まだ終わっていない」と。
戸惑い 立ち止まり 俯く生命に問い掛ける。「いつ終わるのですか?」と。
全ての生命が答えてくれる。「信じた道を行きなさい」と。
この文章が1人でも多く、正しく伝わるように。
雑草の様に曲がっても 折れない様に。輝き、眩い 尊い 全ての生命へ。