5話 激動
すいません。遅れました。
「カイト、冒険者ギルド着いたよー」
あやしながら言う。
目の前にあったのは三階建てのでかい建物だった。
エンブレムには剣二本がクロスしてあるものだ。
随分かっこいいな、冒険者のイメージって自由と横暴みたいなイメージだが…
ドアを開けると視線が一気にこちらへ向いた。
ひそひそと話し声も聞こえる。
「おい、べっぴんさんがいらっしゃったぞ。ちょいともてなしてやろうぜ」
と下劣なめで見るやつもいれば
「おいあれSランクの…」
尊敬と畏怖の目で見てくるもの
「なんで赤ちゃんなんか?」
と疑問の目で見る者もいる。
ふむ、割と人はイメージ通りだな。
人の目などないように進み、ある受付嬢に話しかけた。
「久しぶり~元気してた?」
「ああ!カマリじゃない!久しぶり~!お、赤ちゃん可愛いね!それに聡明そうな顔してるね!」
褒められてる…のか?
どうにも気はずかしい。
「当たり前じゃない!私の息子よ?」
うあーやめてなんか恥ずかしい。
「はいはい親ばか親ばか。でももう子供も産まれて外歩けるようになったんだね!」
「家に来てもらっていろいろ助けてもらったし、お礼を言いにきたっかたんだけどねー。まだダメだってうるさくて」
この二人は個人的にも付き合いがあり仲がいいようだ。
「ああーあんたのとこの心配症だもんね」
「そうなのよ!この間もね…「あーもう惚気はいいから、お礼を言いに来たんでしょ!?」…もう…これからなのに…」
「それで、お礼も兼ねてうちでごちそうしようかn「行く!」…即決ね」
「それはそうよ、あなたの料理は絶品だもの!」
お、苦笑してる。
しかし暇だな、冒険者のステータスでも見て暇つぶそう。
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冒険者の平均は300か…どちらにせよ一歳には俺の方が上になると
二人ほど凄いステータスを持つ者がいたがな。
1人はギルマスのようだ。
「じゃあまた夜にね!」
「じゃあねー、ほら、カイトも」
そう言って手をつかみ振らせてくる。
と、急に外が騒がしくなってきた。
「大変だ!来たから魔族が百体!そのうち5体は上位種です!あと三時間後にはつく見込みです!」
息を切らして入ってきたの者はそんな衝撃的な事を言った。
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おい!どういうことだ!?今は魔王がいないとはいえ信頼できるものがいてのではないか!?
落ち着け…考えられるのはそいつが裏切ったか、数の暴力に殺されたか…
そんなことを考えていると
「お前ら!」
ギルマスが叫んだ。
魔族の突然の襲来に騒いでいたものたちが静まり返る。
「緊急依頼だ!何としても魔族を食い止めろ!」
大半の人がそんなことできるわけがないと騒ぎ立てる。」
だが中には
「俺の力がどこまで通用するかは疑問だが、やってやらぁ!」
「魔族が相手か…負けはしないだろうが、数が数だ、死ぬのは避けられまい。だが少しでも多く道づれにしてやる!」
とやる気になっているものもいれば何も言わずに佇んでいる者もいる。
母さんは
「私がこの街で一番強いの…産んだ後だからってやんすんでなんかいられないわ!」
だがだめだ!俺はあいつのステータスを見たからわかる。上位種全員があのレベルではないだろうが少なくともみんな立ち向かえる敵じゃない!
だが俺なら…俺なら勝つ方法はあるかもしれない…
ふぅ…覚悟を決めよう、遅かれ早かれ化け物と呼ばれるのだ、今なったって構わない。
いや待て、認識阻害を一応してみるか、まあ両親にはきかないだろうがな…
([能力創造] 認識阻害)
俺は1時間レベル上げに勤しんだ。
幸いMPはある。
そして魔族を倒せるであろうスキルも思いついた。
MPを多く使うから少しでも回復させるために寝ておこう。
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ついに魔族が来た。
人間&神の使い対魔族の戦いが今、始まる…
どうでしたでしょうか。割と動かしたつもりです。
次話は明日か明後日に