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14話 講習

すいません今回短いです。

次の日、依頼を受けに来た俺を待っていたのは初心者の講習を受けないと依頼はどんなに簡単でも受けられないという言葉だった。


だが俺なんかは講習近くに登録したからまだいいが、講習は3ヶ月に一回あるため下手すると3ヶ月待つなんてこともあるそうだ。

手っ取り早くお金を稼ぎたいからなるというものもいるというのにそのために3ヶ月待つとは、なんとも。


ちなみに魔物の素材を売りに来てもギルド登録後講習を受けていないと買い取ってもらえない。

登録してない人なら、買い取るが少し安くなる。

そんなことを言っていた。


まあ幸い俺はお金を使うことはないからいいけど、すごく貧しいから少しでも稼ぎたい人とかはきつい制度だよなこれ。


そして俺は講習の日まで、もちろん武術の練習も欠かさなかったが、家でMPを使って過ごしていた。

流石にここまで増えると使い切るのに何時間とかかる。

消費が激しいかつ被害もリスクもないものを考えないとな…


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


さて講習の日だ。


受付の人に話したら周りを塀で囲まれた広場に連れてこられた。

中にいたのは20人ほどだろうか、全員講習受けるのか?

意外と少ないな…


お、ギルマスが来た。

横に誰かいるな…質のいいローブを着て杖を持った、いかにも魔法使いですという風貌をしている男と大剣を携え筋肉むきむきな、割と美人だが筋肉のせいで残念な女が来た。

明らかに強そうだ。


「集まってるな、今回講師としてAランク冒険者に来てもらった。体験談や冒険者として必要なことを経験を交えて教えてくれるぞ」


わざわざAランクって、すごい豪華だな。

上の人を見せてやる気にさせようってことか。


「ザックです。魔法使いとして教えますので質問などあればどうぞ。よろしくお願いしますね」

「相変わらずお前は堅いなぁ。あー私はジーニャだ。気になることがあれば何でも聞いてくれ!」


魔法使いのほうはザック、剣士のほうはジーニャというらしい。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


講習の内容は草の種類の見分け方、魔物の倒し方、Aランクの2人による武勇伝などを話して終わった。

正直母さんに教えられていたし、武勇伝なんかはSSランクだからもっとすごい話あったし、まあそれはそれで楽しかったけど、まあそんなこんなで終わった。


もちろん5歳だから絡まれたけどね。

2人はちょくちょく講師を引き受けるらしいが初めてだそうだ。


依頼は明日からにしろと言われた。

今から楽しみだ。

次話は明後日

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