13話 理由
すいません、体調不良でネット環境があるところに行けなくて投稿できませんでした。
「私は依頼である村にいたの。それで、依頼でその村を困らせていた、魔族を倒したの。そうね…もう少し遅かったら村人は全員死んでいたか、あるいは数人を囮に逃げていたか…そんな感じだったの。まあそれでも何人か救えなかったのだけれど…」
そんなことが…だけどそこからどうつながるのか…でもそれより一つ疑問がある。
「魔族がいたのになぜ依頼を出せ、さらに間に合う余裕があったんですか?」
「それはね…生贄を捧げれば、しばらくは生かしてもらったらしいの、まあ、気まぐれに来ては生贄をもらったらしいわ。そんな中で村人はみんな生きる気力も何もかも失っていたわ。それはそうよね。次いつ来るかわからない、もしかしたら自分がなるかも、大切な人が生贄になるかもと怯えていたらしいわ。そんな状況を見かねた村長が依頼を出したの。それを受けたのが私ってわけ。まあそんなわけで間に合ったのよ。まあなんでかはわからないけど、私が着いた後その魔族が次に来た時ものすごく怒っていて、村人全員殺すつもりだったの、まあ私がいたから大丈夫だったの、それで全員死んでいた、というわけよ。まあこのことは関係ないから話し続けていい?」
そんなことが…こう聞くと本当にこの世界では命が軽いなと思うな…
「はい、すいませんお願いします」
「いいのよ、いつでも質問して。…まあそれで村を救った救世主だ、みたいな話になったんだけど、その時にある女の子から魔法を教えてくれって言われてね、才能があるようならいいと言ったの。それでいざ才能を見たらすごいのなんの、自慢じゃないけど、私はそこらへんの魔法使いには負けないほど魔法に長けていたし才能があったの。だけどその子は私なんか比べ物にならないほどの才能があったわ。正直頼んで教えたいくらい。それでもあなたには及ばないでしょうけどね…」
「こんな事言うのはなんですが、僕と比べるのは可哀想じゃないですか?」
「いやまあそうなんだけどね」
苦笑しながら言う。
「そんなわけで、教えようと決意したの。そしたら…」
そう言うと母さんは泣き出してしまった。
一体何が…
「大丈夫ですか?」
大丈夫なわけはないと思うが、こんな時なんというべきなのか、俺には分からない。
「…ええ、ごめんね。続けるわ。そしたら、その子、魔力が暴走してしまって…」
まさか…
「死んでしまったわ…その後調べたらある程度才能がある15歳までの子には専用の教え方があるらしいの。それでも完璧じゃなくてたまに暴走して死んでしまう人がいるらしいけどね。もちろん学校は才能がある子にはその教え方をしてるわ。ただもしあなたが暴走してしまったら…と考えたら…だけど15歳になるとその教え方でなくても大丈夫らしいわ…まああなたは、そんなだから絶対にないとは思うんだけど…心配でね…」
だから体ができてからって…
それにしても人から心配されるって嬉しい。
大事にされてる感じがする。
にしてもそんなってのはどうなんだ。
「すいません母さん、話してもらってありがとうございました」
「いいのよ、いつかはこの時が来るはずだもの。あなたのことだから魔法を使いたいと思うでしょうから」
それはその通りだ。
「とりあえず学校行く前までに目標Bランクね」
「それって大変なんですか?」
「あなたならすぐなれるわよ、今までの最短は三年だけど」
スパルタや…
なあ何にせよ、学校まで頑張ろう。
次話は月曜日です。
ところで自分は人物名と地名考えるの苦手なので募集します。
相当変なのとかではない限り採用したいと思います。




