8話 告白
すいません少し短いです。
俺はいろいろなことを話した。
本当はこの世界のものではないこと、地球と言うとこにいてどのようなことをしたのか、この世界の人にもわかるように説明した。
もしかしたら産まれてくるはずだった子をおしのけて産まれた可能性もあること。
そしてなぜこの世界に来たか、自分の能力も話した。
母さんは驚いていたが概ね納得し理解してくれた。
父さんは少し考えていた。
何を考えていたかはわからないが、顔を見る限り俺に良さそうなことではなさそうだ。
追い出されたりしなければいいが…まあ神が選んだ人だ、大丈夫と信じよう。
今は二人っきりで話している。
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カマリside
カイトが話してくれたことはとても衝撃的なことだった。
普通なら到底信じられるものではないがこの間のことを自分の目で見た私は納得できた。
もちろん、今の私ならカイトが何を言おうと信じるだろうし信じたい。
一方とても信じられない、とでも言いたそうな顔をしている者がいる。
私の夫だ。
それもそうだろう。
私だってこの間のことがなければ聞いたままを受け入れられなかっただろう。
「なあ…カイトの言っていることは本当なのか?」
「言ったじゃない。魔族襲撃の時も本当はカイトがやったって」
「…それだって半信半疑なんだが…まあ話しかけられてる以上信じるが…」
「ならいいじゃない」
「だが子供が変わったというなら…」
私は驚いた。
私と同じ気持ちだと思っていたからだ。
「それでも関係ないわ。お腹を痛めて産んだ子だもの。それに、そんなこと考えたってその神しか知らないわ」
「…」
考えているようだ。
同じ気持ちになればいいけれど…
「そうだな…何にせよ、俺とお前の子供だ。信じてあげないとな」
よかった…
「それで、私はもう鍛えてもいいかなって思っているんだけど…」
「流石に気が早すぎないか?」
「ええ、私もそう思うわ。母としてはね、そんなことをして怪我なんかされて欲しくないし、死ぬ可能性もあるのよ?でも…一冒険者としては早く強くなった方がいいし、なによりあんな才能の子よ?鍛える側としてあんな腕がなる存在はいないわ。でももちろん、カイトが望んだら、だけどね」
「それもそうだな…カイトに聞いてみようか」
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カイトside
話し合いが終わったようだ。
顔を見るが、悪いことにはならなそうだ、よかった。
「ねえ…カイトが望むならなんだけど…私に鍛えさせてくれないかしら。もちろん嫌なら大丈夫よよ。」
話し合った結果そうなったらしい。
神の使いと言われ世界最高の才能を持つものを鍛えたいと思うのは冒険者としては当然だろう。
しかしずいぶんと急だな…
『是非お願いします。僕としては願ったりです』
俺の答えなんて決まっている。
少しでも早く強く…
「…そう…わかったわ」
少し寂しそうな顔をする。
…親としてはこんな年の自分の子を好きこのんで危ないことはしたくないだろう。
『いつからですか?』
「ぬー私としては今からでも、と言いたいとこだけど、明後日からにしましょう。明日は用があるから」
修行が始まる。
このあと少し飛びます。修行パートはなしです。
期待していた方はすいません。
次話は明後日か明明後日




