LERTF
俺が俺の故郷を旅立って20年・・・1~2
「俺とはミーでユーは君、姪は迷子で甥はOi!!」
途方もない独り言・・・いつものこと
おっとモンスタープランツ通称モンプランにグリーンフィルスを飲ませる時間だ
「ウゲェ、なんだい?この臭いは!」
モンプランが騒ぐ
「黙って飲もうよ」
俺と彼奴の会話はこれだけ
いささか弱気なのは相手が相手だからだ
彼奴には朝顔と昼顔と夕顔があって
「うるさい、夜顔は無いんだよ!」
一発黙らせてやったぜ時々はビシッと言わなきゃ舐められるからな
グリーンフィルスはたっぷり仕込んである
しかし、以前惑星風が吹いて全部吹き飛んだ
それから学習した俺はグリーンフィルスの第2ポットを作成することにする
材料となる物は全てこの惑星で手に入れる事が出来る
しかし、熱パワーを手に入れる事はそう簡単では無い
なので俺はドキ惑星を離れワク惑星に向かう事にした
なんだか・・・こう・・変な気持ち
分からないが
ワク惑星に向かうのにマシンなんていらない
感じれば良いのさ
ホラ
そしてその間とか時間なんて物は存在しない
だからモンプランは未だお利口にしているだろうよ
それで俺はワク惑星に来ている
「アレ以前と違う雰囲気だ?」
これが俺の第一声だった
ワク惑星にはゴロゴロ虫や、マシン軍がいる
「気をつけなければ俺がグリーンフィルスの材料になってしまうよ」
それが俺の第二声だった
つまり時空と時間もないので記憶もない
それがまことか幻覚かは別として俺はそう認識している
嗅覚を攻撃するスープリンの店先でアインドハム(従わされる者)が連れ去られて行った
彼は後にアーカグランジと名乗る勇者になる
何度も言う、ここに時空や時間は存在しない
息継ぎをする間も無くマシン軍が俺をサーチしに来た
俺は出来るだけゆっくりとした言葉を使う
自分の故郷の言葉は忘れてしまった
ずっとそれが一番だった町に住んでいた
あの日、友人も恋人もいたが全て破裂したように消えてしまった
それと同時にかな惑星ドキにいたのは
それで暇つぶしにプラントを見つけて世話をしたのが始まりだ
プラントは食い物にもなるしマシンにもなる、恋人にはなれないが友人にはなってくれる
ダウンした時は俺を救ってくれる
熱も病気も全てケアしてくれるから何も怖くない
それが俺の故郷を捨てた理由にはならないが、それでも快適な生活だ
ナワバリ
スカイは全ての音声銃に支配されていた
しかし、鏡の服を着ていれば狙われる事はない
あいつらが俺を見つけた事は無い
世界の広さよりも俺の頭の中の方が圧倒的に広いという訳だ
コースアウトした奴は誰にも手を差し伸べられないだろう
破裂しそうな心臓と支配された世界で俺は開いた目を通して学んだのだ
「この世界は・・・狂っている」
マシン軍は俺の言葉をかき消す程の大量の光線銃弾を浴びせた
モンプランのケアはずっと続いているここに時間は存在しない
俺が世話をして彼奴が世話をして俺が彼奴の世話をして彼奴に俺が世話をされて・・・




