失敗したくない星人・後半
こんにちは、真面目星人です。
前回の続きで、失敗したくない星人だった群青が失敗してもなんとかなるか星人になった話をします。
個人の事例なので◼️◼️◼️の間は読まなくても良いです。結論は後で書きます。
といっても、真面目星人は読んでしまうかと思いますが。
◼️◼️◼️
会社勤めをしていた頃、群青はとあるプロジェクトのとあるチームでリーダーをすることになりました。
少ないながら優秀なスタッフに囲まれ、クライアントとの信頼関係が構築されつつあった矢先、納品物にミスが見つかり、当日中に修正しなければならない事態になりました。
時間は定時間際。
原因は群青のチェック漏れです。
定時間際なので当然残業確定です。
残業申請時間も過ぎていますが平謝りで社内に連絡し、一人で再チェック可能な内容だったのでスタッフは帰宅させました。
先方の対応を待ちながら、群青は思考がぐるぐる回っていました。
指導役であった別プロジェクトのリーダーは帰宅しており不在。担当チームの内容を把握しているのは自分だけ。頼れる人はいません。
しかもその時群青はリーダーをするのが初めてのことで、やらかした際の謝罪の仕方も、責任をどう取ったらいいのかもわかりませんでした。
近くの座席にはもう人がいません。ポツンと無機質な蛍光灯の光と、画面の向こうで進捗連絡をくれるクライアントからの文字列が罪悪感を加速させます。
どうしよう。
元々ミスをしたのは先方だけど、それを見てOKを出したのは自分。
額はさておき、人件費も含めて金銭的な損害も出ている。
私がお金を払えば良いというわけではない。
謝って済む問題でもない。
あの時もっと気をつけて見ていれば。
何回考えたって過去に戻れるわけじゃない。
やってしまったことは帰ってこない。
信頼を失ってしまったかもしれない。
もう依頼をくれなくなるかもしれない。
将来的に会社の仕事を失ってしまったかもしれない。
やってしまった。失敗してしまった。
どうしよう。
どうと言っても、起きてしまった事態は誰にもどうにもできません。
そこで、過去はどうにもならないのだから、未来にどうするかを伝えてみようと思いつきました。
謝罪と合わせて、今後のチェック体制の変更案を伝えました。
チェック表の曖昧さもミスの原因になっていると考え、細分化し具体的にどう変えるかを記載しました。原因が「ヒューマンエラーです」では最終的に人を変えるしかなくなる上に結果が目に見えないので、納得させられないだろうと考えた末です。
内容にご理解いただき、無事チェックが完了しその日を終えました。
が、帰宅中も布団に入ってからもぐるぐるぐるぐる。
申し訳なさと情けなさで消化器が不調になりました。
さて、翌営業日に指導役が内容を確認した上で来てくれました。
お手数をかけたことにまた落ち込んでいましたが、対応はあれで間違っていなかったと言われました。
曰く、同じ失敗をしないために次はどうするかを具体的に・その場で擦り合わせられたことが良かった。
クライアントの反応を見ても納得いただけていると思う、とのこと。
実際にその後も、特に態度が変わったり依頼が減ったり、社内でも評価が下がったりということはありませんでした。
「失敗」はしたけれども、後で挽回できた。
この後から群青は、あまり失敗を恐れなくなりました。
◼️◼️◼️
今でも細々とした失敗をしては腸が悲鳴をあげ、眠れなくなり、白髪が増えます。
失敗しなくて済むならしたくないです。だって失敗すると誰かに迷惑がかかるから。自尊心が傷つくから。失敗は良くないことだから。
ですが、「私、失敗しないので」を100%達成するのは、現実の人間には無理です。
世界中からデータを集めたAIだって、頓珍漢な内容で返して来るのですから。
群青がここで提唱したいのは
「失敗しても挽回できる」です。
失敗しない方法はお伝えできません。その方法を知らないので。
何かを「やってしまった!」と思った時、それは世界の終わりではない。
失敗しても、落ち込みすぎなくて良いという話がしたいのです。
何かをこぼしたなら拾うか、拭けば良い。
食器を割ってしまったなら、まずは片付けて、新しいものを買っても良い。
期限を破ってしまったなら、最速で出せるなら出して、次は破らないようにどうしたら良いか考えたら良い。
どうにもこうにも解決策が思い浮かばないなら、誰かに頼ったって良い。
若干品のない話ですが、お金で解決することだってできます。
失敗を挽回することで、できることが増えていく。
失敗を繰り返さないようにすることで、信頼が増えていく。
失敗は「良くないこと」だけど、その先どうするかを考えることが、真面目星人にはできます。
なぜなら真面目星人は、人に言われたら「そうかも」と一回考えると思いますので。真面目なので。
人の話を真面目に聞くことも、我々真面目星人の美徳です。
もちろん、どうするかは自分次第です。
ただ、失敗したくないからと動けなくなってしまった時。
思考に「まだできることがあるんじゃないか?」の選択肢があると、前よりは苦しくないかもしれないですよ。




