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他人は同郷ではない

 こんにちは、真面目星人です。


 前回、真面目でいいじゃんの回で

「逸脱する自分を「良くない」と判断しかねない。」

 と書きました。


 これを他人に向けるとしんどさが一気に強くなります。




 どうして部屋の片付けをしないの。

 

 どうして会議中に寝ているの。


 どうして横入りするの。

 

 どうしてお願いしたことをすぐにやってくれないの。


 どうしてシュレッダーのゴミ箱がいっぱいになっているのに袋の交換をしないの。

 

 どうして道を塞ぐように横並びで歩くの。

 

 どうして映画館でスマホを見るの。

 

 どうして改札を出てすぐ止まるの。

 

 どうしてエスカレーターで歩かない人に舌打ちするの。

 

 どうして靴下を丸めて洗濯機に入れるの。

 

 どうして女性と男性とで態度が違うの。

 

 どうして電車で足を組んで座るの。

 

 どうして時間通りに始まらないの。

 

 どうして疲れているのに休まないの。

 

 どうして好き嫌いする割に栄養について気にするの。

 

 どうして大事な話に耳を傾けないの。

 

 どうして皆さんが静かになるまで10分もかかるの。


 どうして決まりを守らないの。


 


 真面目星人じゃなくても嫌なもんは嫌でしょうけども。


 目につくしなんとかしてほしいなと思うことが積もると、不満となって真面目星人の精神的健康に実害が及びます。

 他人を「良くない」と判断するようになると、真面目星人はあっという間にイライラカリカリお小言星人に早変わりします。

 



 そして恐らく真面目星人は、自分はこれら「良くない」こと全てを絶対に一生やらないかというと、そうではないことも知っています。真面目なので。

 だから不真面目「っぽい」言動に心を乱されることはあっても、それを是正する資格はないとも感じています。「お前だってやってるじゃん」と言われたら終わりだからです。

 ただ自分が親だったり上司だったり、友達だったら言うこともあるでしょう。素直に聞いてもらえれば良いのですが、往々にして上手く伝わらないか、一回良くなっても何回も繰り返し起こることがままあります。

 他人が起こす「良くない」は、自分が起こす「良くない」と比べていつどこで何が起こるか予測しづらく、真面目星人の歯車モードを著しく刺激します。




 真面目であることは悪ではありません。むしろ美徳だと思える話は前回もしました。


 ただ、目の前にいる人も真面目星人である可能性は限りなく低いと思って良いです。

 つまり、真面目星人と違う感覚で物事を見ています。

 真面目星人が「良くない」と感じることを、目の前にいる人はなんとも思わないか、場合により「良い」と感じているかもしれません。

 それは親子や兄弟、長年連れ添った夫婦、なんでも話せる恋人、めちゃくちゃ趣味の合う友達でも同様です。



 

 その人は、我々の同郷ではないかもしれないのです。

 



 育った場所が違えば好き嫌いは否めないと名曲も言っています。

 見て、触れて、感じたことが違う人生を歩んできた人に、真面目星人と同じ真面目さを求めるのは難しいです。


 とはいえ「でもルールを守らないと困ることや危ないことがあるかもしれないじゃん」と言う気持ちもわかります。群青は真面目星人なので、そういう気持ちは今もずっと持っています。

 みんながちょっとずつ気を付けてくれたらいいのになと、そう思います。親密度にもよりますが、話せばわかることもあります。


 ただここで言いたいのは、

 他の星出身の人に真面目星人と同じ感覚を求め過ぎるとしんどい、ということです。

 そうしてしまうと、それはもはや真面目がどうとかという話ではなく、感性の押し付けをするイライラカリカリお小言星人になってしまいます。




 群青は心理学の専門家でもなく、カウンセリングやコーチングの勉強をしたわけではありませんし、占い師でもセラピストでもありません。「ではそんな心を癒すために自然に触れましょう!ヨガです!サウナです!」などと言う気は毛頭ありません。やりたいならやると良いとは思いますが。


 なのでただ、


       「この人は私と別の星に生まれたんだな」

 

 と思う癖をつけると、しんどさが和らぐということだけお伝えしたいです。


 わかります。現実には何も解決していません。真面目なので気になりますね。

 シュレッダーの袋を交換するのはいつも真面目星人かもしれないし、踏んだら痛いおもちゃを片付けるのもいつも真面目星人かもしれません。

 そこは関係性や状況によって取れる方法が異なるので割愛します。

 あくまでも真面目星人が他人に「しんどい」を感じにくくなるように、どう考えるかという話です。




 他人に期待しない……と言ってしまうと、少々悲しい気持ちが芽生えるので。

 イライラカリカリしてきた時に「ま、同じ生き方してないもんな、考え方も違うわな」と一度クールダウンするのはどうでしょうか。

 もしも近くに「どうして」が発生した時、思い出していただけたら嬉しいです。

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