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この作品には 〔ガールズラブ要素〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

女神と百合の宇宙創世


   むかしむかし、私の恋人は、

   宇宙で星を潰して遊んでいたらしい


女神「あはははは、たのしいー!」


   ぷち、ぷち、ぷち

   半径10万メートルの儚い命が

   指の上で散っていくのが

   この上なく快感だったそうだ


女神「ふわーあ。眠くなっちゃった」


   そうして私の恋人は、寝息を立てた

   鼻で息を吸ったとき

   偶然、私が住んでいる地球がある

   宇宙のある多元宇宙内の高位次元ごと

   すぽっと吸ってしまったので

   私は女神の口から這って出た


百合「よいしょ、よいしょ」

女神「うげ、うげえええええ」


   唾液まみれの私を、女神はぶん殴った


百合「ありがとうございます」

女神「あら、しゅしょうな心がけね。私に忠誠を誓いなさい」

百合「ちゅーします」


   ちゅっ


女神「ふわっ? ふわああああああああ!」


   女神は真っ赤になった。

   気温が上昇した。

   次元の上にいる創造主たちは

   気温の変化に耐えきれず蒸発した


百合「女神さま、あたしにも、ちゅーして?」

女神「ふえ、ふえ、ふええええ!?!!?」


   女神は混乱しているのか?

   もう一回ちゅーしたらもっと混乱しそう


百合「ぶちゅ」

女神「きゅー」


   女神は気絶した

   私は女神をひざまくらした


百合「よしよし」

女神「きゅーー」

百合「ナデナデ」

女神「ぷしゅー」

百合「好き、好き、大好き」

女神「あううう」

百合「かわいいね」

女神「えへ、えへへへへ」


   ああ、私は呪われてしまったな

   恋は歪んだ呪い。もう女神から

   離れられない


百合「好き❤︎」

女神「好き❤︎」


   私たちは、創造主の部屋へ不法侵入した

   スマホを取って、世界観を創作した


百合「子供たちを描きましょう」

女神「女の子がいいわ」

百合「ガールズラブのタグをつけましょう」

女神「タイトルに百合ね」

百合「うふふふふ」

女神「えへへへへ」


   そして世界を下る

   身体を圧縮粉砕しながら

   小さな世界へ、小さな世界へ


   青い惑星、地球


   百合百合パラダイスが広がっていた


百合「わーい」

女神「わーい」


   子供たちを見守りながら

   私たちは空気になった

   百合を見守る空気


   ここで物語は終わってしまうのか?

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