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凡人と天才

作者: らいと

誤字脱字があるかもしれませんが頭を空っぽにして最後まで読んでくれると幸いです!!


美香side

今日はいつもより早い朝だ。少し眠いけど委員会があるから起きないと、

「美香おはよう」

「ん……」

「朝ごはん食べる?」

「もう行かなきゃだからいいや」

「そっか……いってらっしゃい」



教室に入ったら雪がいた。雪、彼女は絵に書いたような優等生だ。羨ましい、私とは大違いだ。

「あ、そういえば今日英語の小テストあるんだった!?やば〜どうしよまた補習引っかかっちゃうよ……雪はどうせ満点だよね〜」

「そんなことないよ〜最近勉強難しくなってきて焦ってる」

嘘だ。雪が難しいって思ってるのは凡人がなぜ分からないのか理解することでしょ。どうせ心の中では出来ない私達のことを見下してるんだ。雪みたいな天才には私達みたいな凡人の気持ちを理解することなんてできないんだ。もし次人間に生まれ変われたら私は天才になりたい。




雪side

今日も暗い朝が来た。

「お母さんおはよう」

「おはよう雪ちゃん」

笑顔で挨拶をした。嗚呼今日もステキな1日が始まる学校に行かないと。

「行ってきます」

「行ってらっしゃい」


「あ、雪じゃん!!おはよう〜雪!今日も朝早いね〜さすが雪!」

「おはよう美香。美香今日学校来るの早くない?いつももっと遅いよね?なんかあるの?」

「今日の朝の放送私が担当だから!」

「そっか」

「いやいや〜何言ってるんですか雪様〜雪が難しいんだったら私達もう解けないから!だって雪学年1位じゃん。雪ってば勉強もできるうえに運動もできるし美術だってこの前入賞してたじゃんさらに可愛いなんて大天才でしょ!!?敵無しでしょ!!」

「そっか……ありがと(私だってちゃんと努力してるのに……)」

「それじゃ!放送しに行かないとだからじゃあね!」

「バイバイ……!」

はぁ「大天才」ね……私だって頑張ってるんだもん。そんな才能なんて言葉ひとつに置き換えられたくない。私がどれだけ毎日頑張ってるか知ってるの!!毎日ボロは見せれないからって勉強してそれでも分からなくて焦って、周りの人が私よりもはるか速いスピードで成長してって、周りに抜かれるかもしれない。ずっと何事1位でいなきゃいけないっていうプレッシャーに耐えながら1日を過ごしてる私の気持ちが!!

あ〜あ凡人はいいよね勝手に人に期待しといて出来なくなって来たらどうせ見捨てるんだもん。もう1回期待されたら裏切れられないでしょ…………もし次人間に生まれ変われたら普通な人になりたい。


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