6 過去と今と推し
時は4年前に遡る。清水ほのかはこのころ小学5年生だった。
「輝くん!おはよ!」
「あっ、うん。おはよ。」
このころの私は輝という男の子に恋をしていたんだ。きっかけは2年前に私がピンチの時に助けてくれたとき。それから大好きで仕方がなかった。そしてこの頃の私はおかしかった。まるでお酒に酔っているかのように。
「輝くん一緒に帰ろ!」
「嫌だ!ってかなんでそんなに付きまとって来るわけ?キモい。」
私はその子に暴言を吐かれてもボロクソに言われても何も感じなかった。でもある時気づかされた、それはおかしいんだって。
「ねぇ、ほのか!最近恋はどうなん?」
「あっ、りな!うーん、上手くいってない感じ。一緒に帰るの断られるし。」
「そっか。そういえば今日なんか恋がそんな感じなのに落ち込んでないね?いや、今日だけじゃない!最近ずっと!なんか見てると酔ってる感じがする。」
「え?そうかな?なんかキモいとかは言われるけどなんも感じないよ?」
「ほのか、ちゃんと聞いてね?あなたそれおかしいよ。駄目、恋に酔っちゃってるんじゃない?ってか絶対そうだよ!一旦あの人とは距離を取りな。あんた本当におかしくなっちゃうよ!」
「え…。分かった、距離を取ってみる。」
そのあとやっと冷静になっておかしいと気づいた。そして自分に恐怖を覚えた。私は恋愛になるとおかしくなっちゃうんだって。それから恋はしないと決めたんだ。
時は今に戻る。
「おーい、清水さん!どうしたの授業中にボーとして。」
「あー、少し昔の事を思い出しちゃってた!どんな事先生言ってた?」
「期末テストの範囲について、ここからここまでだって。」
「うぇ…なんでこんなに多いのー?見るだけで吐きそ。」
「わかる、でもあと3週間あるから頑張ろ!」
「うん!」
【夜】
私は『さにーず☆』の雑談会の生配信を見ていたんだ。そしたら…。
「え!?マジで!?8月15日にトウキョウでライブ!?チケット代は?…5000円で全席指定か、発売は…明日の午後18時から。よし30分前からスタンバろ!」勉強しながらね!」
マジか!?お財布にはお小遣い貯めたおかげで6000円あるから買えるし、これから4000円入るからグッズも買える!おけ!寝よ!
「皆お疲れ様ー!!いやー、ライブどんぐらい人入るかな?マジで楽しみ!」
「かくと、ダンスと歌の練習、ボイトレも忘れずにね?」
「分かってるよ、すま!」
「ふわぁ~、眠い…僕落ちるね~。」
「メロロは寝るの早。まあ俺も眠いから寝る、おやすみ。」
「おー…じゃあ今日は解散で。おやすみー。」
『ピッ』
ライブ、清水来るかな?来なかったらそれならそれでいいけど…。なるべく来てほしいな。
《続く》
どうも、花見丘あんです!今回の雑談はスプラについてですね。今(9月3日)ビッグランって言うのがスプラでやっておりまして、楽しくシャケしばいてますwwwいやー、クマサン武器が楽しすぎる!!もう本当に快感ですねー!今日だけで4回ぐらい使った気がする!また使えるといいなー!ではまた会えるときまで!