青天の霹靂
(自身より遥かに上のレベルの相手を倒しました。相応の経験値を付与します。)
(レベルアップしました。)
(魔人の討伐に成功しました。相応の経験値を付与します。)
(レベルアップしました。)
奇跡の連発で何とかグラヴィーテの討伐に成功した翔は、経験値を得てLv43まで跳ね上がった。
「さすがに130Lv相手ともなるとかなりの経験値が貰えたな。」
あまりの出来事にまだ頭の整理が追いついていなかった俺は、地面に仰向けになりながら快晴の空を見つめた。
「勝ったんだよな、俺。」
勝利に対しては、喜びより、衝撃といった感情が勝っていた。
「戻るか、王国に。」
できるだけ遠くに行こうと、戦いの場に指定した場所はここから3kmは離れていた。グラヴィーテの空間転移により、俺もそこまで瞬時に運ばれたわけであったが、帰りはそうもいかない。
「歩くか、、」
疲れと緊張が解けたのも重なり、足がうまく動かなかったが、なんとか立ち、王都に向かった。
「魔人倒したってことはヒーローだよな俺。賞賛されるかな。王から直々にパーティにでも呼ばれたりしないかな。」
期待と希望を胸に、そんな事を考えながらとぼとぼと歩いているとあることを思い出した。
「あぁぁ!」
思わず叫んでしまった。
(そういえば俺夢宮に告白したんだったぁ、どうしよう。)
ヤケになってした発言が後になって後悔を生んだ。
あまりの恥ずかしさにクラスメイトに合わせる顔がない。
(大体夢宮はそもそも俺が生きて帰れると思ってなくてOKしたんだ、これで俺が戻ったらなんて言われるか、)
憂鬱である。魔人の思わぬ討伐にクラスのマドンナへの告白、これぞ青天の霹靂というやつであろう。
「とりあえず戻るか、、」
さっきまでの期待と希望は消え失せ、落胆した様子で翔は王都に向かっていった。
天羽 翔 Lv43
スキル「死んだふり」Lv2+1「痛覚耐性」Lv1「打撃無効」LvMAX「圧縮無効」LvMAX
体力 2480
知力 343
筋力 312
防御 278
スピード 126
魔力 85