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いきなり異世界転生ってマ?

ふと気が付くと、そこは宮殿のようなところであった。周りを見渡すと同じように困惑しているクラスメイトたちが床に座っている。 

(どこだ、ここ、、)

教室の床にいきなり魔法陣が現れて光が僕たちを包み込んだところまでは覚えているが、それ以降の記憶が一切ない。

「急に呼び出してすまない。」

声のした方向を見てみると、そこにはいかにも王様って感じの威厳に溢れた老人が立っている。

「其方たちを呼び出したのは紛れもないワシらじゃ。唐突に見たこともない場所に連れてこられて困惑しておるじゃろう。お詫び申し上げよう。しかし、こんな強行手段に出たのは我が国がピンチに陥っておるからじゃ。いきなりですまぬがお主らには国を救ってもらいたい。」

(何言ってんだこのジジイ?)

心の声が漏れそうになる、危ない危ない。

「ちょっと待ってくれ、何も伝えられていないままいきなり国を救ってくれなんて言われても無理に決まっているだろう。」

最初に声を上げたのは二階堂 勇気。クラスの学級委員で正義感に強く、成績優秀 スポーツ万能 顔も良い もちろんモテている。ウザい。

「そうよ。二階堂くんの言う通りだわ。こんなの納得いかないわよ。」

次に声を上げたのは夢宮 光。彼女も学級委員で、二階堂と同じく文武両道で顔も良い。 俺とは住んでる世界の違うやつだ。

「そうだそうだ。」 「家に返せよ!」

二階堂や夢宮に続いてクラスメイトたちはざわめきはじめる。

「まぁまぁ 落ち着きたまえ。いきなり知らんところに連れられてきたんだ文句を言いたくなるのも無理はない。まず自己紹介をしよう。ワシはドミニク。この国 タレスチア王国の国王じゃ。そしてこちらがマロリー。ワシの秘書じゃ。マロリー、この世界について説明してやれ。」


「はい。まず、この世界はあなた方の住んでいた世界とは別世界です。つまり元々あなた方のいた世界の常識は通用しません。まず決定的に違うことが一つ。この世界には個人個人にスキルが与えられています。いわゆる特殊能力というやつですね。もちろんあなた方もこの世界に来た瞬間から与えられています。あなた方にはそれらを使って国を救っていただきたいのですが、なぜスキルをお前たちも持っているのに俺らに、あるいは私たちに任せるんだって思っている方々もいるでしょう。結論を申し上げると、異世界からの転生者のもつスキルは我々とは格別です。私たち、つまり元々の国に住んでいる人間らの持つスキルは 記憶力が上がる 力持ちになる 程度のものですが、あなたたち転生者の持つスキルは、火を操る 怪我を一瞬にして治す などといった現実とはかけ離れた能力になります。ステータスウィンドウオープン と唱えてください。 あなた方の前にスキルやレベルが表示されます。」


みんな個々にステーテスウィンドウオープンと唱えている

(俺も唱えるか。どんなスキルかな)

「ステータスウィンドウ オープン!!」

………は?

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